この1巻では、『怪異』の知恵の神になった少女・岩永琴子が一目惚れたした男・桜川九郎との出会いから、怪異との遭遇、そして何故この九郎が怪異から恐れられているのかって事が主に描かれています。
岩永琴子15歳のある日、一人の男と出会う。この時彼・桜川九郎に一目惚れしてしまう
その後、彼の事が気になり、病院で彼について詮索するのだが、どうやら彼女がいてしかも近々結婚までするとか・・・
一目惚れの彼が結婚してしまう、この時の彼女の反応が非常に可愛いすぎでしたわ
でも、ある日を堺に彼とその彼女の話が途絶える・・・もしかして彼女さんと別れた?
それが確信に変わった時、琴子は九郎に近づき、そして
結婚を前提にお付き合いしないかっと、言うのだった!!
っておいまた凄く大胆な娘さんだなぁ
で、ここまではなんとも普通の恋愛モノの話で、怪異とかどうなっているんだ?って思うのですが、ここから一気にそっち方面に話が進んでいきます。
どうやら九郎が別れた理由がカッパに出会い、そして彼女を置いて逃げて行ったので、結果的にそれが原因で破局したってことらしい・・・
だが、琴子はこれを聞いて九郎に質問する
「サキさん(九郎の元彼女)を置いて逃げたのはどちらです?」っと
どうやら琴子は11の時にこの手の怪異に2週間ばかり攫われていて、その際にその怪異達の知恵の神になることを選択した
その結果彼らを見ることができるようになったが、代償として左足と右目を失う事になった・・・と
その日はここで九郎と別れる事になったのだが、彼女は怪異を見れるようになっているんで、色んな怪異が彼女の周りに現れていたりします。でもこの怪異との会話がまた普通の友達と喋っている感じで進んでいくのでまたなんとも言えない不思議さがありますなぁ
で、次の日琴子の事について調べに来た九郎と出会っていると、琴子に助けを求める怪異が!!
そちらに向かってみると・・・結界を破って怪異が現れた
琴子がどうにかしようと啖呵きったものの、良い手段がなく一旦逃げようとした際、九郎が自らの腕を
怪異に喰わせた!!
呆然とする琴子だが、次の瞬間更に信じられない光景を目にする!!
喰われた左腕が、瞬く間に再生したじゃないか!!
しかも喰った怪異の方が逆に苦しみだして死んだ・・・
一体彼はって思った時に九郎から
11の時に妖怪変化を二種類ばかりたらふく食べたらしい
そのうちの一種類が人魚で、だから彼の身体は損傷しても元通りに再生するらしい。(もう一種類についてはこの巻で明らかになってないです。次巻以降で明らかになるんでしょうね。ただこのもう一種類が人魚の「不老」の部分を打ち消しているんじゃないか?って言っているので、何だろ?)
そして話は怪異達の知恵の神になった少女と怪異にさえ恐れられる男の再度の出会いから2年と半年が経った日まで飛び、九郎の元カノであるサキの話に
九郎と京都へ旅行に行った時に出会ったカッパ・・・
本当なら人間の方が恐れおののくはずなのにカッパのほうが逆に逃げていく・・・そんな彼にナニか不気味さを感じで別れたのですが、でもなんだかんだでまだ彼の事を思っている様子。
そんな彼女が噂になっている都市伝説「鋼人七瀬」に出会う。そしてその鋼人七瀬とやりあっている少女とも
しかもこの少女
サキという名前を聞いた途端
自分を知っている素振りを見せる(ってかこの時の反応可愛い過ぎだろ!!)
そしてサキに今の九郎の彼女だと自慢気に自己紹介するのだった
ってな感じで1巻は紹介がメインの回になっているとはいえ、なんか色々と混ぜすぎじゃね?って正直思う所がありますが、これからは基本的にこの手の怪異と出会い、そして解決していくって話がメインになっていくのかな?その中で九郎が喰ったもう一種類の妖怪の謎が分かる感じですかね
あと恋愛の話はね・・・琴子がかなりいい感じの娘さんだと思っているので、サキさん出さなくてもとか思ってしまったわけですが・・・うーん