ワルキューレのキコ 1巻
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こちら主人公・姫子を中心とした女子高生バトルファンタジー漫画の第1巻となっています。
7年前に彼女の姉が、空から突然やってきた巨神族と人類による存亡をかけた戦いに参加。彼女の命と引き換えに平和を手に入れた。
そして現在、姫子は高校生活を送っていたが、ある日その日常が終わりを告げる・・・
巨神族だけでなく、コイツ達を倒す戦士・葬送姫(ワルキューレ)になる条件が条件の為、1巻からかなり血なまぐさい事になっています
7年前。巨神族との人類の存亡をかけた戦いが人知れずあった(0.5次元ずれた世界で起きたため人々が感知できなかった)
そこで姫子の姉・羽華を含む神に選ばれた戦士・葬送姫(ワルキューレ)達の命と引き換えに戦いが終わった
だが、彼女の姉が守ったこの世界だが相変わらず薄氷の上にあった・・・。
高校生になった姫子。髪の毛が銀色になったことで学校でも色んな噂が立ち微妙に居心地が悪い、そんな彼女を幼馴染の禾生がナニかとフォローしてくれていた(彼女は羽華を覚えている数少ない人間の一人)
そんな普通だった日常も羽華の死を伝えに来たゲーリと再開で終わりを告げる
そう、また巨神族が現れたのだった!!
しかも狙いは姫子(どうやら姫子にも葬送姫の素質があり、そして奴らは侵攻の邪魔になる葬送姫を真っ先に殺そうしてくる)
ゲーリが彼女に付き添う形になったとは言え、そもそも姫子自身一人になって辛い思いをしてきたこともあり、こんな世界なんて無くなってしまえばいいのにって思っていた
だがゲーリから姉・羽華の書いた手紙をもらい、彼女は自分も護る為に戦った事を知る
・・・だからと言っても護りたいものなんてないし戦う理由なんてない。姉のように世界のために命を懸けるなんて絶対にイヤっていう彼女ではあるが、巨神族側はそんな事お構いなしに攻撃を仕掛けてくる!!
姫子はもう少しで飲み込まれそうになる(そしてここのシーンが妙にエロい)
なんとかゲーリのおかげで九死に一生を得たが、今回の恐怖でゲーリが側にいないと不安でしょうがなくなる
シャワーを浴びていてもゲーリが気になって見に出てくるし!!(残念ながら乳首券なし)
寝るときも・・・
ある意味、なんとも羨ましい展開なんだろうか
で、姫子は葬送姫になるつもりはないのだが、葬送姫になるためには他の候補者と戦って勝たなければならない。なので姫子の事情なぞお構いなしに候補者から挑まれることになる。そしてその相手が・・・
まさかの禾生!!
彼女からも「戦ってよ」と言われるが姫子は避けていた
で、学校では明るい感じった禾生ですが、家では「穢れ落とし」なる、要は娼婦的な事をほぼ強制的にされており、それが原因で元々歪みをもっていたのだが、そんな彼女に葬具・布都御魂が現れてからはついに一線を越えてしまう・・・
穢れ落としを強制的にさせていたお婆さまを殺し、更に人払いと称して周りにいる人々を殺し、学校での知り合いまで・・・
そんな彼女を止めるため。姫子は姉の葬具を手に対峙する・・・
そんな感じで1巻から非常に血なまぐさい展開になっています。
しかし巨神族と戦う葬送姫になるためには同じ葬送姫候補同士で戦い、そして倒さなければならないというなんとも過酷な運命を定められている感じですが、そんな事しないとなれない葬送姫って・・・今回の禾生の件もこれどっちか死ぬ可能性が非常に高いわけだし、この葬送姫自体がいわゆる「ヒーロー」的な像からはかけ離れている感がありますなぁ。
そしてまだ巨神族についてもまだまだ謎なわけですが、次巻以降どうなっていくのだろうか・・・
阿倍野ちゃこ 天王寺キツネ 秋田書店 2017-09-20