罠ガール 1巻
(AA) (Kindle版) (DMM電子書籍) (楽天) を買ってきました
こちらとある田舎に住むJK・朝比奈千代丸が畑を荒らす野生動物を捕獲するために
わな猟を行う、そんな様子が描かれた漫画となっています。
害獣駆除の現場についてリアルに、そしてわかりやすく描かれており、
わな猟する場合でもいろんな決まりがあって事できる物であるって事とか、わなに捕まった後の大変さ等を知ることが出来ますよ!!
朝比奈千代丸は18歳にして「
わな猟免許」を所持しており、彼女は自分の畑や友人の畑を荒らしていたり、時には学校に住み着いている野生動物を捕まえる為に
わな猟をしていく事になります。
野生動物たちの強さも同時に知ることが出来て、鹿とか
その罠にもピンからキリまであるようですし(箱罠を購入しようなんて思ったら凄く値段がしたり)、罠と言ったらすぐに思い出される「トラバサミ」は許可がないと使用不可とか、イノシシ捕まえる為の罠に使用するワイヤーの太さとか、そもそも法定狩具使うのなら免許が必要であるとか、罠を仕掛けた際には必ず近くの木にネームプレートを付けないとダメという、罠を仕掛けるにしても勝手にヤってはダメってことなんですね。
知らない側からすれば「へー」と思うことが多々ありますなぁ
そして罠に引っ掛ける為にも餌を使っておびき寄せたりするも
そう簡単に野生動物たちが引っかかってくれるのは稀なので、こちらも根気よく待つしかないわけで。(まあ動物側も生死が関わっているので、そりゃ慎重ですよね)
そして罠にかかった野生動物たちはもちろん生きているので仕留める必要があったりするわけですが、いくら罠にかかっているとはいえあちら側も抵抗してくるわけでそれも簡単なことではない
時には自分たちで仕留めるのではなく、猟師さんにお願いすることも必要だったりします
と、この巻ではイノシシと鹿を仕留めており、学校に住み着いていたたぬきについては丁度あった箱罠で捕まえるのですが・・・
他の野生動物と比べて凄く簡単に捕まってましたなぁ。
しかも一度逃げられたにもかかわらず、再度罠をしかけたら次の日に即捕まるとか。そして箱罠に入ってこちらを見るたぬきがまたなんとも言えないモノがある(とはいえかわいそうって逃がすのも違うわけで・・・)
あと「たぬき汁」ってたぬきの肉でなくアナグマの肉なんですね・・・
あと、仕留めるだけではく、仕留めた動物を解体して肉を食べる様子も描かれています
今回は鹿の解体する様子が描かれていたのですが、解体前の事前処理がかなり重要であったりするんですねぇ。
そして解体する過程ではどうしてもグロテスクなモノがあったり、一部の肉だけであれば平気だとしても生き物の形をしているモノを解体して肉を仕分けるって作業は誰だって最初は怖いって思いますよね(自分もこんな経験はないけど、最初は躊躇するだろうし)
ただ命を頂いているということを実感できる大変貴重なことであるとは思います
こうして頂く鹿の肉は大変美味しかったようです
あと鳥獣供養にも参加したりもしていました
そこで知り合った女の子がいるのですが、彼女との本格的な交流は2巻以降になる感じですかね。
そんな感じでガチな
罠猟模様がわかりやすく描かれているので、そういうことを知らなくても「なるほどね」って思いながら読んでいけるのは非常に良かったです。また仕留めるシーンとか解体するシーンは極力グロさを見せないような配慮もされているのも良かったです(必要なこととは言え、やはりキツいものがありますしね)
今回はイノシシと鹿(あと狸)がメインとなっていましたが、次巻ではどんな野生動物が出てくるのか、そしてそれらをどういう罠で捕らえるのかって所が非常に気になります!!
緑山 のぶひろ KADOKAWA 2017-12-26