甘えたい日はそばにいて。 1巻
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人間と区別のないアンドロイドが働く世界での秘密の片思いの物語
お手伝いのアンドロイドのひなげしは高校生小説家の楓に片想い中。
だがこの世界ではアンドロイドが人間に恋心を抱いてはいけなく（そもそも恋心を抱かないように作られている）、それがバレると処分されてしまう。
ひなげしのこの片思いはどうなってしまうのか・・・
アンドロイドであるひなげしさんはお手伝い先の高校生小説家の楓に絶賛片思い中。
両親を無くした影響もあり、元々家族モノの小説を書いていた楓は小説を書くことができなくなってしまっていた。そんな時にひなげしが彼のお手伝いとしてやって来る。楓自体があまり表情を表に出さないタイプの人間であるため、出会った当初は途方に暮れていたりしたこともあった
でもその後彼と接しているうちに一見無表情に見えても眉は動いていることが分かり、日々の生活でも意思疎通が出来るようになっていく
ちなみにひなげしさん、食事とか掃除とかアンドロイドだけど微妙にダメだったりする
そんな彼女は楓と生活しているうちに彼の事が好きと自覚するようになった。
でもこの世界では人間とアンドロイドの結婚は禁止されている
しかも本来アンドロイドはこんな感情を持つこと自体ないので、知られてしまったら破棄されてしまう。
なので他にられないように装いながら、楓との日々を過ごしていく
だが、やはり恋する女の子は傍から見れ一目瞭然で、幼馴染であり同じく楓のことが好きなあずぎが
とあるキッカケで
彼女が楓に恋している事を知ってしまう（しかし「綺麗ですね」って言われて時のひなげしさん可愛いすぎる）
楓を取られてしまうと思いつつも、ひなげしはアンドロイドなので本来人間に恋をしない・・・イロイロと悩んだ彼女は友達に相談する
丁度友達宅にもアンドロイド・花凛がおり、話しづらいも思いながらもひなげしの事を話す
またひなげし宛に「お前の気持ちはバレている」という電話が来る
彼女に2週間の猶予が与えられる
その中で彼女は彼女なりの精一杯な生活を送る
彼女の笑顔はホント、護ってあげたくよなぁ
で、そんなひなげしとの生活もあってか、両親を失って以降書くことができなかった新作小説がやっとできあがり、彼の編集長から「ありがとう」と言われる
ここまでは良かったのだけど、電話から2週間が経ち、電話の主の正体、そしてそ追い打ちをかけるように最後の1ページの衝撃的な展開！！ホントこの1巻だけで目まぐるしく状況が変わっていましたなぁ。
ひなげしさんはポンコツ気味だけど逆にそれがいい味を出していたし、なによりも笑顔が凄くイイのに、根底にある世界観が重すぎて素直に萌えられない点はちょっと残念ではあります。
あと、仮にアンドロイドと付きあったとした場合、アンドロイド側が処分されるのはもちろんの事、人間側にも異常なバッシングが行くようなので、これはひなげしだけの問題でもなくなってきているよなぁ。
でも楓もひなげしとの今の生活が心地よく思っているからこそ小説の新作が出来たもんですし・・・この1巻の終わりからどういう話になるのかが気になる。
ってかひなげしさんの暗い顔より笑顔を見ていたい！！
