ランウェイで笑って 3巻
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前巻怒涛の東京コレクション編が終了し、今巻では育人の家庭事情が明らかになり、それと同時に柳田から「なぜ
ファッションデザイナーになりたいのか」について改めて突きつけられる。それに対し育人はどんな答えを出すのか?
この巻では育人が何故
ファッションデザイナーになりたいのかについて答えと決意を出すのと、新たなる出会いが描かれています。
最初は育人の家族関係のお話。
母親が過労で倒れて入院。そして長女・ほのかの夢を叶えさせてあげたいために育人にはお金が必要だった。そして自分の為に育人の
ファッションデザイナーになる夢をあきらめてしまう事自体が彼女にとって苦痛となっていた(育人がいつからか「
ファッションデザイナーになりたい」と言葉にしなくなったので余計に)
一方、育人は柳田から「なぜ
ファッションデザイナーになりたいのか」について改めて突きつけられる
その際に一度諦められるような「好き」じゃこの業界続けていけない、好きの先に何か見つけないと待っているのは挫折だけ・・・
っとすごく耳が痛い言葉が!!
柳田に言われたこと、また妹たちとの話し合う事で育人は諦めきれてなかった「
ファッションデザイナーになりたい」という言葉を口にする
そして柳田へ
「なって欲しい」って言ってくれる人がいる
なりたい自分がいる
着て欲しいと思う人たちがいる
そんな思いから、着た人が笑顔になるそんな服を作れるデザイナーになりたい
と決意するのでした!!
こういう改めて見つめ直すって回は今後の成長のためにも必要だと思うし、ホント少年漫画的王道な展開じゃないのかなって思ったりしました!!
そして話は展示会へ
いきなり色々と知っている森山さんが辞めてしまったことにより、柳田と育人の2人で対応することに
でもこの展示会には芸能人や有名ブランドデザイナー、やり手バイヤーがひしめく現場であり、自分たちの服を世に広められる可能性が非常に高い所
でもあの時の育人の服は量産向きの設計図に起こす時間がなかった事から残念ながら今回は展示されていない
でもあの服に対する柳田の答えは非常に高かったようですね。(育人には聞こえていないけど)
その後、大手百貨店の仕入れ担当さんとのやり取りで、一ヶ月間柳田ブランドのスペースを用意するという話となる
この展示会でこの人が唯一買ったブランドってことで一気に売れだす
育人はまさにその現場を目の当たりにするのだった
その後、この百貨店用の服を用意するために助っ人がひつようになるので、柳田から装飾芸華大学の学園長を頼れといわれて彼女に接触する
その際、彼女から助っ人を出す代りに育人にこの大学が主催するファッションショーに参加してみないか?と誘われるのだった
で、話を戻し助っ人の一人は学園長が歴代総生徒のトップにいるかもしれないと言う人物
抱きしめるだけでその人の服のサイズが分かるという凄い男だったり
そんな彼・綾野遠と長谷川心を加え、服の作成が始まる
とある特別な服を作るため、育人に一度させて見るが
その難しさにダメ出しがされる。
それを綾野は
華麗にこなす。
プロが縫う瞬間を目の当たりにした育人だが、綾野側も育人の「目」の凄さを見抜いていた
そして育人自身があずかり知らない所で彼の争奪戦が始まろうとしていた・・・
そんな感じで育人が改めて決意を固める巻だったので、2巻までのような凄いと思う「勢い」はなかった感だったかと思いますが、でもこういう改めて目標を見つめ直す事は大事だよねぇ。そして今回出会った綾野遠との出会いが育人にどのような影響を及ぼしていくのかって点も気になる所です。
そーいや今回は完全に育人側の話で千雪がほとんど登場してなかったなぁ。
育人の成長話は確かに面白いのですが、千雪の出番ももう少し多くなってほしいですなぁ。
ランウェイで笑ってに関する過去記事
●ランウェイで笑って 2巻 - 規格外のモデルと駆け出しのデザイナー、初のファッションショーへ挑む!! -●ランウェイで笑って 1巻 - 夢はパリコレ!! ファッション業界×王道少年譚の漫画登場!! -