僕はどこから 1巻
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小説家志望の青年・竹内薫。彼にはある
特技をもっていた。だがその
特技は小説家としては致命的な欠点でもありなかなかデビューができず。更に彼の家庭の事情の不運が重なり人生的に追い詰めたれていたその時、エリートヤクザ・藤原智美が彼にとある話を持ちかけてくる。
そして薫が「自分さがし」を決意する時、大いなる犯罪の幕が上がるのであった!!そんな青春逆走クライムサスペンスの第1巻
竹内薫は文章を書き写すことで、思考をコピーできる
特技を持つ小説家志望の青年。だが、その
特技故に「彼自身」が全く出ておらず、小説家としてやっていくには致命傷だったりする。(出してもコピー作と言われるだけで終わり)
それ故に生活が厳しい。更に彼の母は若年性アルツハイマー型痴呆症を患っており、怪我して入院することになるのだが、その痴呆症ゆえに個室に移動される。(お金が更にかかる)
そんな人生的に追い詰められていた。それでもデビューして本を出せればっとひたすら小説を書いていくのだが、自分のその
特技故に「自分」の定義があやふやになっていたりする
そんな彼の元に黒い服を来たヤクザが訪問
ナニかしでかしたの?なんて思っていたら、
突然の握手。そうこの薫宅を訪れた彼・藤原智美は旧知の仲であった
彼の作った豚バラ青菜チャーハンを喰った後、今回の訪問についての説明が入る
どうやら薫の「思考をコピーできる
特技」がまだ出来るのかについて聞いてきた。そう、このヤクザ・藤原は昔自分の妹の命を薫の
特技で救われていて、その際彼の
特技を目の辺りにしていた
そしてその特技を使う仕事の依頼をしてきた。その内容は
替え玉受験後半の小論文を薫が変わって書く。そして受験に合格すれば2千万という大金が手に入る
同時に藤原は薫をこちら側の世界へ誘う。
この返答は後日ということで今日のところは藤原帰宅。
そんな薫の所にいつも小説を持ち込む編集部からゴーストライターの依頼の電話も来ていた
もちろん藤原が提示してきた額に比べたら多いわけではない。ただこのゴーストライターの仕事は反社会的組織とつなかっていたり犯罪を犯したら出版できなくなる
つまりは藤原の案に乗れば小説家としての道は閉ざされるというわけであった。
薫はゴーストライターの道を選ぼうとしていたのだが、目の前に現れた藤原に会った瞬間、その考えは消し飛び藤原についていく事に
そして依頼主の所へ向かう二人。ここで薫の特技が披露されることに
卒業文集に回路図を描いた依頼主の息子さんの真意をそこから読み取るのであった
・・・しかし依頼主である母親、もう少し本人と話し合うことしろよって思ったり
そして受験する前までに入念な打ち合わせなどをしていよいよ受験当日。入れ替わる瞬間彼に「ありがとう」と言われるんだけど、後々のこと考えるとこの「ありがとう」に込められた思いはいろいろあったんだろうなぁ
そして午後の小論文で薫は見事に替え玉をやってのける
だが、彼になりきったことで、抱いていたナニかヤバそうな感情を知り、更に本来待ち合わせする場所に現れていない事を知った薫は胸騒ぎを感じて彼の家に行くと・・・
母親が殺されていた。そう薫が感じた感情は「悪意」であった。
更に
替え玉受験という事をしたゆえに、薫のアリバイが全くない状態になってしまい(逆に犯人である息子さんにアリバイができてしまった)、完全に彼が犯人としか思えない状況が作られてしまった
ってな感じでいきなり面倒なことが発生してしまった薫。また藤原の方も今回の件が失敗したとなると、指を詰めることになる(この件は薫も同じく)ので、二人でピンチになるのだが、果たしてこの状況をどのように打破するのだろうか?また薫は今度のどにょうにして「自分さがし」をしていくのか、色々と気になりますなぁ。