齢5000年の図体ばかりデカくなった草食ドラゴン(心優しく人畜無害)の元に一人の生贄少女がやってきたところからすべてが始まった。その生贄少女・レーコは凄く思い込みが激しい少女であり、その思い込みの為に面倒なことに巻き込まれ挙句の果てには「邪竜」にされてしまう。
すべてはドラゴンの前に自分を召し上がって欲しいっと生贄少女・レーコがやってきたことから始まる。このドラゴンは草食ドラゴンなので生贄として来られても困る
この少女は話を勝手に続け。このドラゴンはいつの間にか魔王の幹部ということになっているわ、実力は魔王に匹敵する力をもっているって事になっているわ、そして生贄を対価に魔王討伐に協力頂きたいとか言ってくる
このドラゴン図体ばかりデカくなって、強いていうなら相手の強弱を見極める眼力が優れているぐらい。
とにかくこの少女を説得しようと試みるも全く応じず。っというか話を聞いてくれない。彼女自身の魔力の素養は凄いらしいので、もちろん食べるきもないしかといってここで自殺されても後味が悪い
ドラゴンは妙案が浮かび、それを彼女に対していうのだが・・・
彼女が自分の眷属になったと勝手に解釈してしまった!!
この少女の論理構造がよくわからないがとにかく村に送り届けようと彼女を背中に乗せて村へ
こんな大きなドラゴンが村向けてやってきたらそりゃ皆武装して待ち構える。このドラゴン実は弱いので攻撃されないように怯えた仕草はみせないように村長と話す
そしてなんとか彼を言いくるめて帰ろうとしたら・・・一人の少年が石をぶち当ててきた!!
更に角材で顔を殴ろうと飛びかかってくる!!ここはなんとか村人たちが彼を止め。レーコが彼の前に立つのだが・・・
ちょ、レーコさんナニ口走ってんですか!!
完全に自分は眷属になったと思っているレーコ。そしてその眼力が警鐘を鳴らす。レーコの特性は
思い込みが激しいっと!!
っと、そんな時、暗明狼の群れがこの村に迫ってきていた。
ドラゴンは逃げようとするのだが村人に止められひとまず威嚇してみるのだが・・・話が通じない。そしてドラゴンに襲いかかる暗明狼の群れ。死亡を確認したその時・・・
真っ二つになる暗明狼
なんと、それをしたのはレーコ。このドラゴンは特になにをしたわけでもないのに(別に力を洗えることも出来ない)!!
そう、彼女は思い込みだけで潜在能力を全部解放してしまったのであった!!
そして「竜王の大爪」なる技を繰り出し、暗明狼達を蹴散らす
それを見たドラゴンさん・・・
まあこんな表情になるのも致し方ないしレーコを恐ろしく感じるのは最もだぜ!!
そして話はいつの間にか魔王を倒すことになってしまったドラゴンはレーコと共に旅に出ることになる。その後もレーコさんの思い込みぷりはすごく
このドラゴン羽がないのに、羽を作り出したりもする
その後、レーコをどこかの魔道士の見習いにさせようと画策するもまた戦いの渦中に入っていくことになる
そしてレーコはここでドラゴンが邪竜レーヴェンディアであると宣言してしまう
このぐるぐる目がまたいい感じにレーコを物語っていて良いな!!
この町の冒険者を束ねているアリアンテ
彼女に今までの事を話してみるが・・・
デスヨネー
あとレーコについて。既に彼女が持つ魔力は既に人間のそれではなく、何らかの拍子でバランスが崩れ制御不能になったら本物の邪竜になる可能性があるという危険なもの。そしてそんな魔力を制御できているのは邪竜レーヴェディアという拠り所があるから。
なのでこのドラゴンはレーコに為にも邪竜レーヴェディアを演じる必要があった
っと、そんな話をしていたらアリアンテさんが凄い殺気をだして襲ってきた
レーコもあっけなくやられてしまう
っと、どうやらこのドラゴンが本当に弱いのかをを試したようで、それを知りこのドラゴンにアドバイスを与える
レーコが暴走しないようにするためには、彼女の前では邪竜レーヴェディアを演じる必要があるし、魔王に宣戦布告してしまったので追手がやってくるし・・・っと、ちょっとした選択の間違いから大変な事になってしまったドラゴンと、レーコ。次巻からはいったいどんな事になるのやら・・・って感じでレーコの色んな意味でのヤバさと選択を誤ったとは言え巻き込まれていつの間にか邪竜にさせてしまったドラゴン。話の方はテンポよく進んでいって個人的にはかなり面白かったです。それにしてもレーコさんマジパネェなぁ。あのぐるぐる目とか完全にヤバイ人そのものだよ!!次巻以降どうなっていくのかホント気になるぜ!!
榎本快晴,ムロコウイチ スクウェア・エニックス 2018-06-13
榎本 快晴 KADOKAWA 2018-02-01