料理上手な中●生・蒔江は高等部の先輩・満腹さちに恋をしていた。そしてその彼女はいつも空腹であった。そんな彼女の胃袋を料理でつかんで、お近づきになろうと考えていたのだが、彼女は蒔江だけが見えている「謎の存在」と関係があり、それゆえに大変な事になっていく・・・
最初は料理上手な中●生・蒔江と高等部の先輩・満腹さちの日々の様子が描かれており
よくお腹をすかせている彼女にクッキーを差し入れをして彼女に喜ばれ、それを嬉しがり、このまま先輩と仲良くなれると良いなって思っていたりして、料理で常に空腹な先輩の胃袋を満たす恋愛×お料理漫画なのかな?なんて思っていたのですが
彼にだけ見えるナニかの存在がこの漫画はそんなモノではないことを告げてきます
どうやら蒔江しか見えないそれは彼が成長するにつれてどんどんとタチが悪くなってきている模様。
っとそれについて考えていたらさち先輩と出会い、今朝渡したクッキーのお礼を言われる
その言葉に嬉しくなりまた作ってよいかと彼女に言おうとしたら・・・彼の目の前に例のモノがいて、しかも目が合ってしまった!!その瞬間
彼の周囲がおかしくなっていった。どうして良いのか迷っていたら・・・そこにさち先輩がやってきて、なんかあれを見つけた事に歓喜していた
そして
え?
ええ?
先輩の姿が変化したと思ったら蒔江に向かってきたそいつを喰ってしまった!!
更に時々蒔江に近づいてのもどうやら彼からはおいしそうな匂いがしていたからみたい・・・
つまりは先輩がいつもお腹を空かせていた理由は自分にあった!?
先輩自身は蒔江の事は食べず、むしろ蒔江を食べようとやって来たソレを食べちゃうからっと力説。更にまた襲われる可能性があるからっと一緒に住むことに!!
そして先輩から蒔江だけが見えるあいつの名は「ワタリ」と呼ばれるモノであること(当然先輩もワタリ)
そして蒔江はどうやらそんなワタリから美味しそうな匂いがしていることを知らされる
時々先輩が妙に顔近い時があったけど、そういう理由だったのか!!先輩は「おいしそう」と思いはしつつも食べるって行為には至らない模様。
そして蒔江はワタリが寄ってくると同時に「見つける」事もできたりする
っと先輩の正体は「ワタリ」っと人外であることが判明しても、彼女の可愛いさ自身は変わることなく。蒔江の料理を美味しそうに食べたりするその姿とかすごく可愛い!!そりゃ蒔江くんもこれから毎日先輩に自分が作った料理食べてもらいたいって言っちゃうよね!!
その後、この地域のワタリ周りを監督している人から手紙をもらい、それを開けた途端にワタリの巣的な所に出てしまってそれはもう大変なことに
でもここから生還する際に先輩との仲がより良い感じに
そして戻ってきてから彼女とのデート
最後になんかすごく良い雰囲気になったんだけど・・・
え?
これ明らかに蒔江を喰おうとしていた・・・よね?
そうやらこの行為は彼女自身でも分からなかったようだけど、どうやらそれは「恋」らしい
もしかしてワタリの恋って好きな相手を食べることで「物理的に一緒になる」的なことなのだろうか?そうするとまさにタイトル通りな展開になるんだが・・・これはまさに命がけのラブロマンスの始まりですなぁ。
それにしても満腹さち先輩自身の反応をふくめてすごく可愛いし、ワタリ状態の彼女もなんだかんで愛嬌があるし、こんな彼女に仮に喰われたとしても本望!?
されてこの異形の年上彼女×尽くし系年下彼氏が織り成す、異「食」の恋愛×怪異ファンタジーは今後どうなっていくのか。続きが気になるところです!!
で、初版のみ特典として公式のアンソロジー小冊子がついてきます
中身の方は総勢9名の執筆によるイラストと漫画で構成されていますよ!!