そんな彼は裏の顔を持っており、悪人を情け容赦なく殺しまくる殺し屋「赤羊」でもあった。そんな彼のアシスタント業と殺しのバイオレンス青春譚。人を殺しまくった青年に「面白い」漫画は描けるのか!?
朝倉真一こと、アサシンは今日も売れっ子の漫画・神馬笛佐清のアシスタントとしてひたすら背景を描いていた
しかも絶賛修羅場中。だけど彼は前もって言っていたとおりに今日はこれから予定があるために帰る事になる。その際に大荷物だから佐清から変なことしているんじゃないだろうな?っと言われるのだが、彼は漫画ではないが「アシスタント」の仕事であると答える
それは確かにアシスタントの仕事には間違いなかった!!ただ・・・
「殺し」だけど
殺し屋の彼は漫画家のアシスタント業とは全然違う雰囲気(そのキグルミは何?って感はあるけど逆に不気味さが増していて良い!?)
彼は刃物や銃ではなくトンカチや身近にあった石等を使って淡々とターゲットを殺し、そして終わるとさっさと帰っていく
そしてまた漫画家を目指し、描いた作品を出版社へ持っていくもダメ出しされる。編集部の人に何かネタはないのか?って言われ、裏の自分の体験談を語ってみせるも
ボツにされる。その事に対する評価は「そいつは狂っており、変態だし、そしてリアリティがない」と、リアリティって・・・
で、家に戻った真一の元に届くNAS(日本アシスタントシステム)からの仕事依頼のメール
このメールを見る限りではちょっと違和感はあるにしろ、そこまでおかしくはない仕事依頼メールなのだが、実は殺しの依頼の隠語であったりする
ってか考えているなぁって個人的には感心しました。(鈍器がアナログってことはデジタルはどんな武器になるんだろ、気になる)
ここで改めて真一の裏の顔の紹介が。彼の裏の名は「赤羊」という殺し屋
先程の仕事の依頼が来たNASは表向きは漫画家とアシスタントを結びつける掲示板サイトなのだが、本当の顔はアシスタントを装った殺し屋達の隠れ蓑であった
殺し屋達は皆表の顔を持っているけども真一のように固定スタッフとしてアシスタントに入り漫画家を目指している殺し屋はめずらしい模様。
裏の顔・赤羊では悪人を殺しまくり(また淡々と殺していくんだよなぁ。裏の顔の彼は覚悟完了しすぎだろ)
表の顔・真一では今日もアシスタント業をこなしていく様子が描かれており
彼に言わせれば背景一枚アげるよりも悪人一人殺す方がよっぽど楽らしい
この世の中にはアシスタントほど緊張する仕事はないっと・・・
で、漫画家を目指しているものの、なかなか芽が出てこない真一。一応月刊マンガ賞で奨励賞をもらえたりはするのの作品に対する評価はダメダメだったりする。ちなみに佳作を取った吉良高虎くん、名前が某漫画のキャラぽいんんだけど・・・(ってか漫画のタイトルがもう駄目だろ)
そして、仕事の依頼で二人でペアで殺しをする依頼(この部分はメールでは「原作付き」と記載されています。これホント面白いなぁ)を受け「白い鴉」と一緒に行動することになるのだけど、彼はイキっており一人で片付けるっと先行する
だがピンチに陥りそこを真一がカバー
メガネを取ってきぐるみ来ている真一はホント別人になるよなぁ。
そして先程の白い鴉ですが、彼の表の顔は真一と同じ漫画家志望者であり、真一が奨励賞と取った月刊マンガ賞で佳作をとったあの吉良くんであった!!
裏では真一の方が上だけど、表では吉良の方が上手。この二人の今後どう絡むことになるのか?
って感じ音暴力的復讐代行×漫画家というなんとも妙な組み合わせな漫画ですが、仕事の依頼のメールを見ると確かにこれ隠れ蓑としては素晴らしいよなぁって思ったりしました。あと真一は裏で殺しをしているからギャグかコメディ漫画を描きたいと思っているんじゃないかっと勝手に思っているのですが、人を殺している彼は面白い漫画が描けるのでしょうか?
あと殺しをしているからリアルな漫画が描けるかっていうと完全に「ノー」って所がまさに「漫画」だなぁって思いました。やっぱ漫画ならば多少なりとも誇張表現が必要になりますよねぇ・・・