プルジア共和国終身
大統領アレクサンドル・プルチノフ。彼は武術・格闘技の達人であり、そして「乗りこなす」という行為が好きであった
そんな彼であるがおよそ乗れそうなものには乗ってしまっており、彼の
騎乗欲を満たせてくれるまだ見ぬ乗り物を求めていた。そして未知の乗り物の探求のため政務など放り出して何処か見知らぬ大地で思う存分駆けてみたいと思っていた
そんなフラグぽい事をかんげていた矢先、彼めがけて一台のトラックが突っ込んでくる
あ、これいわゆる「
転生トラック」じゃね?
このままではプルチノフが轢き殺されてしまう!!・・・って思ったら
見事なまでの「畳返し」ならぬ「石畳返し」にてトラックの特攻を阻止!!そのままトラックを一本背負いで投げ飛ばす!!
どんだけ強いんだよ、この人!!
転生トラックを阻止したプルチノフ、これなら
異世界に行くことはないな!!って思ったら隙を生じぬ二段構えでプルチノフを
異世界へ送る!!
ちなみに彼は死んだわけではないので、「
異世界転生」ではなく「
異世界転移」となる。
プルチノフが気づくと洞窟の中にいて、そこから扉を開ける(この時、閂を普通に壊しているのにはフイタ)
そして目の前にに広がるのは・・・
「!?」
ナニコレ、これにはさすがの彼も「?」と顔芸を披露する。
まあこれには誰だってこうなるわな!!
でもプルチノフは目の前にいる怪物を映画の撮影だと思いこんでおり、そんな彼にめがけて放たれる火炎!!彼はこれは映画の撮影を装って自分を暗殺しようとしていると判断。そして
火炎をまたもや畳返しで防ぐ!!
っておい、万能すぎやしませんか、これ!!そしてプルチノフさんマジで強い!!
で、そのままライダーキックのような蹴りをかまし、この怪物を動物ロボットだと思っている彼はしっぽを掴んでのドラゴンスクリュー!!更にこの怪物に
騎乗(ランドン)する!!
この
騎乗は彼が今まで体験したことがない未知の
騎乗感を与えてくれる!!
でも同時にコイツは血の通った生き物であることも同時に知った彼は戸惑った瞬間に振り落とされる。
その後、この怪物ことワイバーンと戦っていた冒険者のサキとベルと出会う。ここはどこなのか?っと戸惑いを見せたものの、それは一瞬であり、どこでも構わない。まだ見ぬ未知の生物への
騎乗欲のほうが上回っていた。そしてプルチノフの
騎乗休暇(ランドンタイム)のはじまり、はじまり!!
それにしても数ある
異世界転移モノでも、
異世界転移を「休暇」だと言うのはこの
大統領ぐらいじゃね?それぐらいぶっ飛んだ異世界転移モノですが、でもこの一話での掴みは十分すぎるほど面白かったです!!
で、二人の冒険者と一緒にゴルドーの街に向かうプルチノフさん
ってなんで上半身裸なんだよ!!(騎乗中は風を感じたいってことらしいけど)
で、街に入ってこの世界についていろいろと知ることになるプルチノフ。魔石とという物がありそれを使う魔道具を知ることになる。で、魔道具を通じて魔石を光らすことは体内に魔力を持っている者のみが可能なのだけど
プルチノフさん、オキナワで覚えたカラーテの息吹で気を集中。それを放出すると・・・なんかすごいほど発行!!
魔道具をもっていたサキは両目を失明し失神!!
でもこの世界には魔法薬があり、それを使う神官さんにより回復する。でもこの魔法薬。怪我していない人が飲むとヤバい模様。ってかベルさん完全に魔法薬ジャンキーになってますよね!!
その後、プルチノフは冒険者ギルドで冒険者登録をするのだけど、この世界の冒険者は帯の色でランクが決まっている
それはプルチノフがいた地球のカラテと同じ
その後、彼は人馬騎士を見かけることになるのだが、それを見た第一声は
「羨まけしからん!!」っと、どんだけ騎乗したいんだよ、アンタ!!
で、なぜかケンタウロスの子どもを見せしめに連れていたと思ったら、あるケンタウロスをおびき寄せる罠であった。そんな中プルチノフは信条として子どもを見捨てておくことはできないっと助太刀に入り、ケンタウロス達を逃がす
その際に、編み紐をもらうことになるのだが、この編み紐がミスリルスライムの魔石を使用していた事からサキとベルが大儲け出来るかもしれないっとそのケンタウロスの人馬族の里に向かうことになる。
プルチノフさん的にはもちろん、ケンタウロスに騎乗したため、里に向けて出発する!!
その先で出会ったゴブリンを殺し、そこから魔石を取り出す様子を見たりする
また猪鬼(オーク)や大猪鬼(ハイオーク)とも遭遇し襲われていたエルフを助けることに
その際に大猪鬼に騎乗してみたりも!!
なんだけど、大猪鬼はグレート●ジンガーOPぽく口ずさんでいたり、プルチノフさん騎乗時のポーズが完全にパロ・スペシャルだよね!!(大猪鬼も「パロォー」とか叫んでいるし!!)
で、猪鬼から助けたカーニャさん。
見た目は子どもぽいけど、猪鬼曰くBBAらしいが・・・
その後、人馬族の里を探すためにプルチノフたちをつけていた一行が雇っていた男が隷属の首輪を使って人が騎乗できる大きさの狼に乗って登場。もちろんプルチノフさんの騎乗欲は言わずもがな
しかしここプルチノフさん容赦なかったなぁ。貫手でひとの首貫通させているし
そして隷属の首輪から解放するためにわざと狼に噛まれたままになったりするし
って感じで、数ある異世界転移モノの中でもインパクトが半端なく最初は出落ちモノだと思っていたけど、すごく面白い!!設定の方もしっかり練られているし、王道の熱い展開が展開されていらりっとホント凄いわ!!
元の地球でもかなりの強さを誇っていたので、異世界でも同様の強さを見せても全然チートに見えないところも良い点だと思います!!
次巻の展開も楽しみで、ケンタウロスに騎乗できるのだろうか?