かつては新宿の龍と恐れられていたヤクザ龍松だったけど、そんな彼も老いには勝てず、卑劣な罠にハメられて命を落としてしまう。だけど、彼が目覚めた先は異世界で、しかも転生体は同じく罠にハメられて逃亡している姫だった!!
歌舞伎町に縄張りをもつ任侠・龍松は自分の所でぼったくりバーをシていた若者をしばきあげる
年をとったとは言え、その凄みは未だ健在
これにより一件落着かと思いきや、まさか当の本人が警察に被害届を出し、龍松は傷害容疑がかけられ警察に出頭しようとする。
そんな龍松の前に現れたのは本家に行った兄弟分の宍戸だった
彼に出頭するのは今しばらくまって欲しいと言われ、少しの時間だけガラをかわして欲しいと言われ、指定された時間にその場所へ向かうと、あのぼったくりバーの面々がいた。そして彼は今回の首謀者は宍戸であることをバラしつつ、龍松に攻撃をしてくる。(宍戸的にも龍松の縄張りはかなりおいしいく育っており龍松が邪魔だった模様)
龍松は相手の動きや勝ち筋はみえるのだけど、その老体が思うように動いてくれない。そのまま負けそうになったのだが、最後までお世話になった銭湯を経営している面々を思い浮かべ最後の力を振り絞る、相手の頭を道連れに海へ飛び込むのであった。
その際には彼の背中に彫られた吉祥天女の入れ墨が!!
で、龍松は海に落ちていく際に吉祥天女の姿を見るのだがけど、この時天女が彼にナニかをした
次に目覚めた瞬間、彼の目の前には人間には思えない生物がいるのだけど、龍松(?)は被り物だと思いつつ思いっきりぶん殴りこの危機を乗り越える。
その後自分のカラダに違和感を感じた際に龍松(?)を姫と呼ぶ者たちが現れ、その後ボロボロだった衣装を整えられて鏡を見せられると・・・
そこには可愛らしい女性の姿が!!
で、慌てて股間を見るとアレが付いていないことを知る。
そしてこの者たちから名前は龍松ではなくリューという姫であることを知らされる
ってこれいわゆる異世界転生じゃないですか!!
その後、龍松の記憶はあくまで魔術的なダメージで一時的に記憶が混濁しているだけだと言われてしまう。でもこのリュー姫も龍松同様に誘い出されて命を狙われているってことだけは一緒な模様。
その後、従者の一人・ニュイから差し出されたイチゴを食べてすごく美味いっと感じておる顔はメチャかわいいなぁ
で、一行は姫の街「ターシュトリア」に向かうのだけど、その街はなんか凄い変貌を遂げていた・・・
その街で傷クスリを売りにきた子供のを全部購入してあげるんだけど、その子供の元締めがもっと高くふっかけられたっとその子供に暴力を働いていたのを見た瞬間、吹っ飛んでその場に駆けつけ一発お見舞いする!!(若い娘のカラダなので思うように動けるからこそって感じですかねぇ)
その後、この男は「逢魔」と呼ばれるモノを吸い始めるんだけど
これどう見てもヤクだよなぁ。
で、それを見た瞬間攻撃を加えるんだけどどうやら痛みが無くなったようで(実際にはそう思い込んでいる)、リューの攻撃を物ともせず攻撃を仕掛けてくるけど、龍松時代にそういう輩とも相手をシたことあるので、対応方法はすでに知っている。こうしてその男を倒し、そして龍松時代に嫌というほど見た来たからこそ
こんなセリフが出てきたんだろうなぁ。
そしてこのこの街で逢魔なんてモノを出回らしている輩の場所を聞き、そこへ向かおうとする
が、ひとまず従者の一人ジョバンニが集めた情報を聞くことになるのだけど、正直姫の変貌に別人なのではないかと思うジョバンニ。彼女の背中には龍松時と同じく吉祥天女の入れ墨があったりする
でもニュイから導樹があるのでリュー姫であることには間違いないと言われるのであった。(導樹はこの元の世界で言う指紋のようなその人物を証明するモノな模様)
で、話はもとに戻り、先程の「逢魔」についての説明を受けるんだけど、その話を聞いてもやっぱジャブって感想になる。そしてそれをこの街を逢魔で変貌させたモノというのが、この街を守る為に派遣させたハズの王国騎士・ブルースだという
そしてリューはこのブルースと対決。逢魔はあくまで知事的に万能になったと錯覚させるはずなのに、ブルースはまさに悪魔そのものに変化していた
そんな彼だけど、かつては「新宿の龍」と恐れられていた龍松に叶うはずもなくワンパンでノックダウン
若いカラダってこともあるんだろうけど、勝ち筋が光って見えた模様(そしてコレを見た二人は本当になんで急にリューがこんなに強くなったのか疑問に思うように)。
その後、自分のケツは自分でふかせないっと、ジャブを抜く(ここでかつてジャブつけで悲惨な末路をたどったモノの話が描かれていたり)。その後、改心した感じのブルースにとある所に連れて行かれる
そこは貯水湖で、ここに沈められていた何者かの小指がこのジャブを製造する原因だということを突き止め、誰かがこの国を食い物にしようとしている事を知る
同時にこの小指の持ち主が、動き出す・・・。
って感じの老ヤクザが異世界にて姫に転生し世直しをはじめていく、そんな感じの漫画って感じですが、元々がいろいろと修羅場を潜り抜けたヤクザって事もあるので転生後も強いって事に説得力はあると思います(ただ姫のカラダ大丈夫なの?ってところはありますが)
それにしてもどの世界でもジャブ的なモノは存在するんですなぁ。で、龍松ことリュー姫はこの国を食い物にしようとする輩をぶちのめし、世直しを成功させることが出来るのでしょうか?
宮下 裕樹,夏原 武 小学館 2020-01-17