「聖女」の再来と名高い少女・カナタであったが、彼女が選んだ職業はハズレ職と名高い魔物使い。なんでこの職業選んだのかというと、彼女は世界中のモフモフを思いっきり可愛がるという目的のため!!
職業が神によって定められている世界にて主人公のカナタは希少職の「聖女」に選ばれるかも知れないほどの才能に溢れていた。そして実際にカナタには職業を決める「選定の儀」にて聖女を含む沢山の職業が提示されるのだけど、彼女が選んだのは
魔物使い!!
これは職業の中で「ハズレ職」に該当するものであった!!(魔物を使役できるけど、代わりに体力・筋力と言ったありとあらゆる肉体の性能が激減する)
でも彼女的にはこれはずっとなりたかった職業なので仕方ないっとあっさり受け入れる。
そして魔物使いになれたのならもう学園には用はないとばかりに脱兎のごとく去っていく
・・・って本当に能力激減してんの?
そしてなぜにカナタが魔物使いになりたかのかの理由が描かれています。どうやら彼女は前世では生まれてからずっと病院の中でしか生活できない身体であり、悔いとしては動物をモフモフしたかったというのがあり、それを神が異世界転生で叶えさせてくれた。でも転生先でもなぜか動物をモフモフすることが出来ず、父から魔物使いになればモフモフ出来るんじゃないか?っと言われた事がキッカケだった模様。そう、彼女の今までの頑張りは全てモフモフのためにあった!!
で、早速モフモフできる魔物を探しに森に入るカナタ。そこで魔物が魔物に襲われている現場を発見。しかも襲っている魔物は国が賞金をかけているほどのおそろしい魔物。
でもカナタはこういう場合はよりモフモフしている方を助けるっと襲われている側に助太刀に入る
しかも襲われている側の魔物は凄く可愛いく、それを見たカナタが一瞬でお気に入りに
襲っていた魔物側は攻撃のターゲットをカナタに定め攻撃を仕掛けるが
え?
まさか片手で受け止めるとか・・・ナニこのチートぷりは!!
更にカナタが「めっ」とするだけで魔物はその威圧で倒れてしまう。
そっちの魔物の事は放っといて、モフモフ出来る側の魔物を両手で拾い上げ、速攻で学園の自分の部屋に戻り、この魔物の身体を洗ってあげる。すると見違えたようにふわっとした身体となり、そのふかふか具合を手で堪能する
その後、この子に食事を与えお昼寝をしようとすると、この魔物が喋りだした。まさかこの子、元魔王だったとは!!
でもカナタ的にはそんな事はどうでも良い感じで名前を「ザッくん」と命名。そしてめいっぱいモフモフシまくる!!
その後、ザッくんはカナタの仲間になってくれるのだけど、それぞれの目的は微妙にズレているのでした・・・
カナタは凄い形相でザッくんをモフモフするので、ザッくんは戸惑う。でもザッくん側も勘違いからそのモフモフを全て受け止めてくれるのでした。
その後、学園長に呼び出されたカナタ。学園的にはカナタが高等部に進学されないと寄付や入学希望者が激減し、学園の経営も困難になってしまう。そのためにんあんとか進学の件だけでも考え直してくれないかと話す。それでも考えが変わらないカナタに対して両親の事や弟・アルスを呼んで説得しようとするだのけど、ダメ
アルスに関してはむしろザッくんに姉をおねがいしますとかいう始末
このままでは!!っと思った学園長は最後先生たちを呼び皆で学籍だけでも置いてほしいと土下座
目的のためならばここまでするのか!!
カナタ的には自分の邪魔さえしないのならなんでもいいらしく、それを聞いた学園長達は大喜びするのであった。
そんな事がありカナタは学園生でありながら学園にはいない幽霊生徒になる。
その後、アルスと別れたカナタ。その後新たなモフモフも探しに旅にでようとしたもののお金がない事に気づく。(ここで「自分ひとりなら手ぶらでも大丈夫」と言い切れる所が凄すぎる)
なので冒険者ギルドで仕事を紹介してもらおうとするのだけど、最初は世間知らずの子供だと思われていた。なのである試験を受けることに。
試験は監視する同行者を一人付ける義務だけど、そんな事聞かずに目的地へ突っ走ろうとするカナタ。
なので、ギルドの受付にいたメリッサさんが同行することに
カナタのあまりにもいろいろな事が出来るので、職業が魔物使いだと言われても、この反応である!!
ホント、能力激減してもこれほどの事が出来るとか、激減する前はこれ以上にチートだったと考えると・・・
で、途中でスライムが現れ、これに対してザッくんが戦う事に
・・・だけど見た目通りの可愛いさ全振り状態のザッくんはスライムに対しても後れを取る感じであった。
そんなやり取りがありつつ試験の目的である薬草を手に入れたのだけど、ザッくんを狙ってドラゴンが現れる!!でもここでもカナタのチートぷりが炸裂し、ドラゴンのブレスを受け止め
そして大魔法を放ってドラゴンを倒してしまう
メリッサからこの件を聞いたギルド長は最初こそ信じてくれなかったけど、次第にカナタが逸材であることが分かり、冒険者として受理されるのであった!!
こーしてカナタは新たなるモフモフできる魔物を探す旅が本格的に始まるのであった。
一方でザッくんが力を取り戻す前になんとしてでも倒そうとする者達がおり、カナタへ次なる刺客を差し向けようとしていた・・・
って感じですべてはモフモフするために・・・って感じでそれ以外にほとんど興味がないカナタの様子がいい感じに描かれていたと思います。実際にモフモフ出来るって時のカナタの様子が傍からみたらドン引いてしまうほどのヤバさがあり、特にザッくんの腹に顔を埋める様はねぇ・・・。ザッくんも最初は嫌がっていたとはいえ、途中からは「どんとこい」になったのはさすが元魔王って感じがありました。(それにしてもザッくんは本当に可愛いよなぁ。これはカナタでなくてもモフモフしたくなるのは分かるわー)
飯田 とい,犬魔人 KADOKAWA 2020-08-26