田中は少女漫画が好きで、小さい頃はノートに鉛筆で描いていたりした。でもペンやインクに変えることになると周りの趣味は変化。皮を被って周りに合わせていたけども、それでも誰かに読んで欲しくて投稿していた。
それがある日、クラスの寺尾と話す機会があった。彼女は教室で漫画を描いていた。その件で空気読んだほうが良いと話すが、
寺尾からは誰にも迷惑をかけていないのになぜ?っという返答が返ってくる。
自分がそうしているからって事もあり、忠告の意味も込めたのだけど、彼女は自分のやりたい事、やるべき事を自覚した上で描いていると返答する。
心配して言ったのに・・・っと思いながらその場からさろうとした際に、田中のカバンから今朝時間合わずに出せなかった原稿が散らばってしまう
それを見た寺尾は1日預かっておくから放課後郵便局前に来るようにっと言って去る。
バレてしまったので高校生活終わった・・・なんて思いながら放課後に郵便局前へ。その後、寺尾についていくと、彼女の家へ。そして目の前にはパソコンとペンタブ。そしてPCが立ち上がった後に塗って欲しいと言われる。でも塗るのは
男性の性器!!
で、ここで驚愕の事実が判明。寺尾は雑誌で
エロ漫画を描いていた!!
〆切間に合わなそうだったので学校でも描いていた模様。そして田中が漫画を描けることが分かったので、手伝ってもらうことに。デジタルの作業は始めてだったし、男性の性器なんて見たこともない田中。でも寺尾の「やって」という圧に作業を進める。
寺尾が何故か自分に身体を寄せてきて
なにしやがる!?って思ったら、どうやらポーズを撮影していた模様。
でもなんで
エロ漫画!?っと思いながら話を聞いていく。彼女は好きなことを仕事にできていることを知る
好きで漫画を描き、そしてそれを止められる権利なんて誰にもない・・・そんな彼女を見てきた田中は、帰り際に漫画の描き方を教えてほしいっと寺尾の手を掴む
寺尾を見てて本気で漫画家目指したくなったので、デビューできるように力を貸してほしいっと。
これから田中が描く漫画を見てみたいと思った寺尾はOKの返事をくれるのであった。
で、自分の漫画を寺尾に見てもらうと容赦なのない返答が返ってきた。その点で納得いかないと思う田中であった。いつになったら描き方を教えてくれるのか?っというが、彼女は必要ないっと。「漫画家になりたい」っと言っても描かない人がいるけど、田中は描いている。だから教えることはないっと。
その後、寺尾は編集者・西村さんと話をすることになり、自分も原稿を見てもらおうとするが、田中が描きたいのは少女漫画。西村さんだって時間を割いて見てくれるんだから畑違いのものを見せてはっと寺尾に却下される。
それで、自分にだって描けるっとエロを描いてみようとするが
の

エロ漫画の難しさを知ることに。
その後、西村さんの空き時間に話を聞いてもらえる事になり、寺尾の漫画はどこがいいのかを聞いてみる。すると
心の底から寺尾の漫画を楽しんでいる事を知る。そして自分の漫画ではこんな顔にはさせられないっと
その後、西村さんが
エロ漫画でしか描けないものについて熱く語りだす
自分が
エロ漫画の編集部にいるのは新しい可能性を見たいからっと。
その後、西村さんに原稿を見てもらうと、田中が描きたかったシーンはよく描けていると好評であり、
「これを描きたい」を持っている人は強い。このまま描き続けてください。って事を言われたのでした。
初めてほめられ認めてもらい、下手でも漫画を描いていいんだっと思うことができた田中
寺尾に再び見てもらう。っと「下手」とは言ったけど「嫌いじゃない」という評価に変わった。しかも風で飛ばされた原稿を拾うために川に平気で入って取るし!!
そして田中はいつか寺尾に「好き」って言わせられるのだろうかっと思うのであった。>
ある日、アシスタントの手伝いとして同じ
エロ漫画家の藤崎さんのところへ。トーンをお願いされるけど「もう少し恥じらいが欲しい」と言われる。乳の形で恥じらいなんて表現できないっと田中は食って掛かるけど
反論される。
その後、一旦休憩になり何を描いているのかと問われ、少女漫画とエロ漫画に迷っていることを告げる
寺尾の仕事や担当さんと話してエロ漫画も悪くないと思えてきたけど、恥ずかしいっと。
それに対し藤崎さんは自分がなんでエロ漫画が好きなのかを話す
目標は「エロい」だけど、同じゴールを目指す過程でさまざまな背景が、感情が、人生が浮かび上がってくる。欲求の中に幾通りもの視点、観点が存在し、それらは否定されることなく一つの作品として存在する、そんな多様性があるっと。
また藤崎さんはアンケートのコピーをもらい、そこに書かれていた「エロかった」という言葉を見て嬉しそうにしていたのを見た田中は妄想を膨らませ、一人でも多く「エロい」と思ってもらえるようなトーンを
そして藤崎さんから「エロい」と言ってもらえたのでした!!
そして帰りに寺尾にエロ漫画の描き方をおしえてくれと言うのであった。(寺尾のなせかを追いかけたくなったから)
その後エロ系に慣れるために免疫をつけようとするが、それはまだまだ。ネームを見せるもエロ漫画として実用性がなさすぎるっと言われたりする。色んなエロ漫画があってもいいけど、あくまで実用性がある前提での話であった。
ちなみに寺尾は痴●とかNTRモノを描いており、もしかしてそーいうことされたいの?って聞いたりするけど、まあそんなわけない。
一番の致命的なのはエロ漫画を描いているのにエロ部分が少な過ぎる点であり、それを次回までにどうにか考えてみてと言われる。
そんな田中であったけど友達がエロ系の話をしており、そこから自分が描いたキャラの二人にしかできないHを探すために、友達の話からいろいろとヒントを得る
これを元にネームを再構築出来る案を寺尾に話す。そして少女漫画とエロ漫画は別だと思っていたけど、キャラ同士の関係を描くことに違いはないって事を知り、そして描いたギャラの恋の先にあるある幸せを描くために寺尾に手伝ってほしいことを伝える
こーして二人であれこれ言いながらネームが完成。だいぶよくなった模様。
田中が帰る際に描きたくないって思っていたもんでも描いてみると楽しかった。自分が「描きたい」ものなんてわかんないもんだなっと言う。
改めて田中のネームを見ると話も絵もセリフ回しもコマ割りも稚拙であったど、でもこんなに幸せな二人を描くことなんて自分にはできないと思ったのであった
それを感じたからなのか西村さんから話があったラブラブH漫画を描いてみないかと言われていた件を断る。
後日、西村さんに呼ばれて改めてこの件を聞かれる。また昨今の事情的に「陵辱」等のワードが避けられる傾向あるので、寺尾の得意な作風が描き辛くなるかもしれないっと言うことと、寺尾の作品に行き詰まりを感じているっと。
なのでこれを機会に新境地を開いてみないかって話をされる。
でも寺尾的にはどうして「恋」と「性欲」が結びつくのかが分からないっと。西村さんから頭を恋愛モードにしてみてと言われ、更に田中から電気屋に付き合って欲しいと言われ、その後に一緒に遊ぶことに。その後、田中にラブラブHが描けない事を話す。その後、田中が互いに信頼していないとできないっと寺尾の手を掴む
もうお互い他人じゃないし、寺尾も嫌な感じしないだろっと。
田中は寺尾と友だちになってか楽しいことを告げる。そして自分の事も少しは興味もってもらいたいという。
その後、寺尾が何を考えているか分からないというと、教えてあげようかっと
突然キスをしてきた!!
で、田中とのキスをしたことで感じとったいろいろなモノ。寺尾もこれを機に一皮むける!?
って感じで始まったJkがエロ漫画を描く漫画がスタート。
田中、寺尾それぞれに「分からない」部分があるけれど、この二人がその部分を補い合っていくって感じがあっていい感じに百合モノになってきている感がありますねぇ。(5話での寺尾のキスが特にそう、感じました)
またエロ漫画部分でも昨今のエロ漫画事情とか描かれていたり、女性作家さんが陵●やNTRモノを描いているのってどういう感じなのかの一例(あくまで劇中の寺尾の場合ですけど)とか描かれていて、個人的にはいろいろと面白かったです。
次巻では、田中の描くエロ漫画は完成するのか?寺尾はラブラブHエロ漫画を描けるのか?そして二人の仲は!?っと、言ったいろいろな部分が気になります!!