先生、今月どうですか 1巻
(AA) (Kindle版) (DMMブックス) (楽天) を買ってきました
アパート「コーポさくま」の大家を務める高校生・佐久間紫。そんな彼女の初恋の相手は、103号室に住む、売れない小説家・四十万万里。
紫は滞納しがちな「先生」を、月に一度追い込みながら、恋を育んでいく、そんな様子が描かれています。
彼女にはある能力があり、それによると最終的には彼とは結婚するって事はわかっているのだけど、変わってしまう事を考え、その辺は教えていない。
そんなまっすぐな恋物語の始まり!!
紫には直接人の肌に触れると発動し、その人と自分に関わる未来を視ることが出来る予知能力があり、彼女は今起こそうとしている万里と結婚するらしいって事を知る
でも未来は何がきっかけで変化するか分からないので、能力のことや結婚の事は秘密にしている。
なので紫はいつものよう寝ている万里を起こし、そして家賃を支払うように催促するのであった
ちなみに万里は小説家であり、そして家賃を払えるお金が今はない。紫は彼の小説を読みながら小説を早く書くようにっと圧をかけたりする
そんな紫は学校では万里の小説をむやみやたらと勧めたりしていた
万里の小説が乗っている雑誌が発売すると、帰宅途中で本屋に立ち寄って購入。そして公園で読んでから家賃をもらいに万里の部屋に向かう(その際に感想を伝えようともする)。万里が疲れて寝てしまった際には彼に触れて万里との未来を視るのであった
万里が連載を始められるかも知れないって事を聞き、以前視た中にそんな未来があったことを知ってその時を楽しみにしていた紫。だけど
どこかで未来が変わってしまった!?もしかして自分の行動のせい!?っと自宅に戻って思い悩む紫。だけど酔った万里を部屋に連れて行った際に言われた言葉・・・
それはいつか視た予知能力のシチュエーションそのものだった!!
自分が勘違いしていた事を知り、それ故に腰を抜かしてしまう紫であった
万里が珍しく家賃を払ってくれ(しかも先月分も併せて)、今月は特に万里に会う理由がなくなってしまった紫。そんな彼女はいろいろと複雑。でも部屋前の外灯が点滅しているって連絡を受けたら紫は速攻で交換に向かう
その後のやり取りが大変ニヤニヤしてしまったなぁ。万里自身もなんだかんだで紫と話す時間が好きなようだし(そのまま家に寄るかと思っているほどだしね)
万里の上の部屋の住人さんの音が気になるって事を聞いて紫は早速上の住人・英さんの部屋へ。
その後、彼女のお手伝いをすることになる。
その後、彼女は紫と万里の関係(主に紫の万里への想い。万里側は気づいていない)を知り、「このふたりめんどそう」っと思って去っていくのであった
紫は学校ではなにかあると万里の小説を勧めるのだけど、それが変な誤解に発展していくことになる。そんな紫を友人の芹が悪い虫がつかないようにしっかり見守ってくれていたのであった
そしてついに万里の小説を読んでくれた人が現れ、すごく嬉しそうな表情を魅せるのであった
万里が熱を出して寝込み、それを紫が看病することに。最初は「大家として」看病するって形だったけど、それは大家のしごとのうちではないことを言われ、「今だけ大家お休みする」って形で看病することに
そして紫は寝てしまい、目覚めると万里のジャケットが羽織られていたことを知って
この時の紫の表情が可愛いかったなぁ。(万里にはそれを見られないように慌ててジャケットを被るのがもうねぇ・・・)
って感じでの家賃を停滞しがちな万里を、月に一度追い込みながら(まあ何かある度に顔だしている感じはあるけど)彼との恋を育んでいく、そんな様子が描かれていました。予知能力があるにしてもそれはそれとして恋する乙女な紫の反応が大変かわいいのなんの!!
そして万里の方もなんだかなんで独り身な自分に世話を焼いてくれる紫に好意は持っている感じだとは思うので、今後の二人の恋を応援したくなる、そんな内容でした!!
紫の周りにいる人達もなんだかなんでいい人達ばかりだし、今後のふたりの関係発展が非常に気になりますねぇ。
高江洲 弥 KADOKAWA 2021-06-15