ある時、トレジャーハンターと呼ばれるタイプの冒険者であるサラはある日、地図を頼りに廃鉱の奥にある場所へ到達する。
そしてその先にあったのは扉。サラはとにかくその扉を開いてみると、そこには異様な風景が広がっていた!!
そんな彼女を店主とウェイトレがお出迎え。思わずナイフを構えてしまうけど、店主はここは料理屋であることを告げる。なんで廃鉱の奥に料理屋があるのかっと不思議がるサラ。店主はその話を聞いてウィリアムの使っていた「扉」から来たのかと尋ねる。
で、そこからどうやらこの洋食店は周に一度だけ異世界とつながるようで、ちょうどその日にサラが扉を見つけたって模様。
その後、ウェイトレスのアレッタがなにかたべていかないかっと話すが、彼女の頭には角が生えている。ってことは彼女も異世界人!?彼女についての話はまたの機会に描かれており、こではサラはメニューから日替わり定食を注文。そして今日の日替わり定食はメンチカツ。奇しくもウィリアムが一番好きだった料理
こーして彼女の前に出されるメンチカツ定食。それを見てサラのお腹は鳴ってしまう。
スープとパンの美味しさに驚く彼女はいよいよメインのメンチカツへ
また美味しそうに食べますなぁ。
その後、レモンやソースをかけて食べて、その美味しさにおかわりまでしてしまう。
さらにパンに葉野菜とメンチカツを挟んでたっぷりソースをかけて食うとまた旨いといわれ、実際に試してみたりする。
その後、ついウィリアムさんと同じ感じでつくってしまったメンチカツサンドを持ち帰り。そして元の世界でメンチカツサンドを堪能するのであった!!
そして店主はそんな彼女を見て「メンチカツ二世」の誕生だなっと口にするのであった。(これについては後で判明する。)
次は店主とアレッタの出会いの話。いつものように朝目覚めると厨房には行き倒れ(?)の少女の姿が!!
しかも寝返りをうった際に帽子が取れてそこから角が!!それを見た店主は「向こうの人」だと認識する。なんで彼はそれを知っているのかと言うと、彼の死んだじいさんからその件を伝えられており、そのため土曜は特別営業をしている模様(一般の人が入って来れないように見た目は休みとなっている)
で、アレッタが目覚めた際になんでここにいるのかを説明。どうやらいい匂いにつられて異世界側の扉を開き、鍋の中にあったコンポタージュを全部飲み干してそのまま寝こけた模様
その後、店主が作ったモーニングセットをこれまた美味しそうに食べ
そして働き口を探していることを知った店主が七日に一度ここで働いてみないか?っと言われる。給金も悪くないし、何より賄いとして一日三回メシが出るってことを知り、それが決め手となり、新しい従業員となったのであった
次は異国の剣士タツゴロウのいきつけのお店がこの
異世界食堂。ここで同じく異世界住人との会話が描かれているのだけど、ここでの呼び名はそいつが店で一番好きな料理の名で呼び合うってことが定着していた
タツゴロウはこのお店での名前は「テリヤキ」
そしていつものように「ロースカツ」と会話し、そしていつものようにテリヤキチキンとセイシュのヒヤ注文。でもライスとツケモノを先に出すように言って彼はテリヤキチキンが来る前にやって来たライスと漬物とお味噌汁だけをまたうまそうに喰らう
その後、やってきたテリヤキチキンは清酒と一緒に堪能するという食べ方をしていた
そして食べ終わった後、ロースカツはサラを見て「メンチカツ二世」っと呼ぶ
その話を聞いて彼はそのうち見どころのあるヤルヲこの
異世界食堂に連れてってやるかっと思うのであった。こんな感じで世代を越えて常連になっていくって感じですかねぇ。個人的に食堂だかてメインは食べることだけど、こういうドラマが描かれるのもいいですなぁって思いました!!(特にこの回の最後がまたイイ終わり方だったよなぁ)
次はビーフシチューを喰いにくる「赤の女王」のお話で、彼女は
異世界食堂へ向かう際にドラゴンの姿から、人間態へ
そしていつものようにビーフシチューを頼み、それを堪能する
その後、がっついてビーフシチューを喰らう赤の女王。
このビーフシチューは彼女にとってみればそれだけ美味いってことなんだろうねぇ。
ここの本当に美味そうに喰らう様子が見ているこっちもビーフシチューを食べたくなるほどです!!
その後、彼女はこのお店の一番大きい鍋に入ったビーフシチューを持ち帰り、今度はドラゴンの姿に戻って再びビーフシチューを堪能するのであった!!
ここの本来の姿になり、くつろぎながらビーフシチューを喰らう様子がまたすごくオシャレだったなぁ。
この巻最後のお話は伝説の将軍が一人孤島に流れ着いて生きていた。そんな彼の一週間に一度の楽しみが
異世界食堂でカレーライスを喰らうこと
そしてそのカレーライスをがっつき、そして美味そうに喰らう姿がまたイイ!!
そんな彼もついに孤島から帰国することになる。でもそれはもしかすると二度とカレーライスを喰らうことはできなくなるかも知れないことだった!!
そんな彼だったけど三ヶ月後にはなんと!!
それだけ彼にとってはカレーライスが魅力的な食べ物だったわけですね!!
あと単行本の最後には異世界側の紹介について軽く描かれています。ここに出てくる人達は一応同じ異世界の住人なんですね。でも流石に赤の女王の居場所はトップシークレットで隠されてました。それとまだ見ぬ異世界の住人達の姿が!!これは次巻以降に登場って形ですかねぇ。
そんな感じで
異世界食堂にやってくる人達がこの自分の好きな料理を美味しそうに喰らう、そんな様子が描かれており、その様子がこれまたホント美味そうに喰らうんですよねぇ。なんで読んでいるとこちらがまた喰いたくなってきて困るなぁ。
それとこの
異世界食堂に来る人達のそれぞれのドラマも大変おもしろく、ただ異世界食堂で食べだけじゃない点がいい感じに物語のアクセントになっていると思います!!
次巻以降の展開も楽しみです!!
犬塚 惇平, ヤミザワ, モロザワ, エナミ カツミ KADOKAWA 2021-09-25