この巻ではネームド・マスラオウとの戦いとの決着模様と、その後にはいつものコメディ展開の様子が描かれており、この巻だけでシリアスとコメディの両手がバランスよく楽しめる巻になっています！！
話はキクルとマスラオウとの戦いの続きから
セイテンも知らないマスラオウの弱点を見つけていたキクル。それによりマスラオウがどう行動するのかその何手先も読んでおり、それにより片目を潰すことに成功する
だがマスラオウの攻撃をまともに受けてしまったキクルは大ピンチ！！
更に、サンやノマがマスラオウに捕まり万事休す！？かと思っていたけど、キクルは更に手を打っていた！！
それはハナバタ！！
狂花したままの状態で眠らせており、目覚めた彼女はキクルが捕まっている事を知り、大激怒
ここでマスラオウはキクルが自分を倒せなくてもよく、消耗した自分にハナバタをぶつけることが目的だと知る。これまでの手順は全て力関係が逆転するその状況を作るための布石であったことを！！
マスラオウは反撃を考えるも、骨折だらけで自重で潰れること。更に最後に自分を超えたハナバタにふとニヤリとしてしまうのであった
こーしてマスラオウは狂花状態のハナバタによる合体せんき「打上花火」で倒される。その後、キクルはメイデナから治療を受け、その後にセイテンを頼むと言うけど、セイテンは応急処置でいいからマスラオウを治してほしっと土下座して頼み込む！！
でもマスラオウはそれを拒否「ここで終わりてぇ」っと。
それにどっちにしろマスラオウは人を殺しすぎているので、仮にここで見逃したとしてもギルドは諦めないっと。
そんなもうじき死ぬマスラオウはキクルに声をかけ、死ぬまでの間ダチになっちゃくれねぇかっと告げる
それを肯定するキクル。そしてマスラオウはセイテンと出会った頃の話を語りだす。マスラオウはかなり賢く、統制が取れていない魔物なた一つ二つ強力な個が生まれたところで人の智恵と連携にはかなわないことを理解しており、人を襲わず身を隠せって事で双方死なずに済む方法をとっていた。
でも人側が点数稼ぎのために、奥まで入ってきて仲間を殺していく様を見て魔物として人と戦うことを決意。
セイテンを「半端モノ」っといってこの戦いには巻き込まなかった。そしてセイテンを操ることもしなかった。それはセイテンは「魔物」ではなく「人」だからっと
マスラオウは命がけの戦場で自分の信念（セイテンを人として見ていた）を貫き通した。
そして最後にセイテンに生まれてきてよかったなっと口にする
そして回想でセイテンと名付けたのはマスラオウであることが判明する。
ここのマスラオウの言葉がもうねぇ・・・
ホント、この漫画シリアスストーリー時には随分と泣かせてくる話になっているよなぁ。
そしてそれぞれのその後が語られていく。キクルはハナバタの父から皆が生還できのも、マスラオウが心を救われたのも全ては相対したのがキクルだったからだったと思うと言われ、救われる。
ここまでは良いのだけど、このあたりからだんだんいつもの調子に戻りつつあった
またマスラオウから頼まれていた願いの一つにキクルと共に戦うことがあり、故にマスラオウの亡骸を素材にキクルの弓を作ってもらうことに
またハナバタからキクルに2人で話がしたいっというと、ハナバタ父は明朝まで全員屋敷から離れるように指示。で、ハナバタの部屋で話をするわけだけど、そんなハナバタをキクルは癒やしてくれるのであった
・・・ここまでは良かったけどその後のオチがねぇ（笑
ひたむきに癒してもらおうとしたら、何故かトキシッコまで現れる
押し問答の末、家に入れることになりトキシッコの料理が出来るまでひたむきがキクルを楽しませる係なんだけど・・・
トキシッコさん、ナニ教えているんですかねぇ。
その後、トキシッコが作った料理は食えなくもないオムライスであった。
食後、掃除をするひたむき。トキシッコは自分を汚してしまいお風呂へ。
その後、眠気に襲われたキクル。すると・・・
ひたむきが膝枕をしてくれた！！
そこで寝返りをうったら大変なことになり、なんとか誤魔化そうとするもより大変なことになり、それを風呂上がりのトキシッコが見てしまう。で、キクルを起こそうとするトキシッコだけど・・・寝ているキクルに近づくのは大変危険であり、それはもう大変なことになっていた！！
コダマ山でマスラオウの墓を作くる。その際にコインがサンにちょっかいを出したことで大変な目にあう
更に自分はひたむきより完全上位互換だといい出し、帰りルートを確認するけど、視覚がなかったり擬態した魔物を見落としがちって事が判明してしまう（ちなみにひたむきの方はこの魔物を存在を匂いから探し当てていた）
で、ゴレントによって辱めを受けてしまうコイン
エノメさんに言い寄る男（？）とそれに対してエシュネが引き剥がそうとする現場を目撃するキクル。そしてエノメさんから夫であることを知らされる！！
この夫の名はゼニス。神様であった！！そんな驚愕の事実を知るキクル達。ちなみに彼はエノメさんを10年近く口説き続けていた事が判明！！
完全にやばい人じゃないですか！！
その後キクルと2人だけになり、話をするがなんというかマウントの取り合いをし、ゼニスが幻術をキクルにかけようとするも失敗、逆にエノメさんが大変な目にあってしまう
で、そんなエノメさんを発見した二人はどちらが医務室へ運ぶかで言い合いになっていたのだけどその構図が・・・
うん、これはエシュネが勘違いするのも致し方ない！！
単行本9巻発売記念の描き下ろしマンガではトキシッコが海苔プールに落とされて大変な目に会う様子が描かれており
未読のギルド【続・それぞれのその後】ではメイデナの話で、いつもピンチに助けてくれるキクルに対してお兄ちゃんってあんな感じなのかな？って妄想しつつそのんままイケナイコトを妄想するメイデナの様子が描かれていました！！
って感じでこの巻は笑いあり、涙ありな展開になっていました！！
最初のマスラオウとの戦い周りの話はすごくシリアスな展開かつ、終わりの展開はホント泣ける展開だったなぁ。マスラオウ、ホント素晴らしいヤツだったなぁ。56話は涙なしでは読めなかったですよ！！
その後はいつもの展開に戻っていきつつ、特にゼニスの話の最後はもうねぇ。めちゃゲラゲラっと笑ってしまいました！！
ホントギャグもシリアスもどっちも楽しめるイイ作品だよなぁって改めて思いました！！（TVアニメの方もエロ方面全開って展開にだけはなってほしくないなぁって思っています）
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