第6巻。ながく続いた「拳王トーナメント」編もこの巻にて完結。決勝戦はリックとブロストン。ブロストンはリックとの対戦を楽しみにしつつ、逆にリックの方は頭を抱えてしまう。
2年前にオリハルコン・フィストの拠点にてブロストンと出会う。その際に彼の言葉を聞きき、リックは最初彼も夢を否定する奴らと思っていたのだけど・・・
彼の言葉は違っていた！！
そして現在。決勝戦はリックとブロストンとの戦いに。どちらが勝っても六宝玉が手に入るので、リックは棄権しようと考えていたけど、ブロストンは戦う気満々。それを見て急激なストレスを受けてしまう
そして翌日。ブロストンは怪我の具合を確認しにケルヴィンの元を訪れ、その際にいろいろと話をする
一方、リック側の方は明日の決勝ではブロストン側はやる気でいる事を知ったリックは部屋から出てこない。
スネイプやアンジェリカが声をかけるも扉は開くことはなかった。
そんな中、ミゼットからの綿密に2年分組まれた修行の本当の目的を知らされる。それは
「自分と対等に殴り合いが出来る相手」を育てること。
そんなブロストンの夢を知らされたリックは・・・
翌日の決勝には登場する。ブロストンに対するトラウマはまだあるけど・・・それ以上に恩がある！！
こーして決勝戦が始まる！！
とはいえまだ全然恐いリックは死なないように回避優先しながら糸斬りを使っていく！！
でも攻撃をしているリック側のほうがブロストンへの恐怖で気力的にやばい状態。
更に馬まで防ぐばかりだったブロストンが攻めだす！！パンチの衝撃波なのに
専門家が撃つ第五界錣並の威力がある！！
しかもそれを連打シてくる。しかもこれは囮であり、一気にリックとの距離を詰めてくるブロストン。躱せない状態のリックだったが・・・
第一界錣「エア・クッション」を「完全無詠唱」することで逸した！！（どうやら魔力操作の制度に関してはリックがブロストンを上回っている模様）
その後、ブロストンからリックが予想を超えて強くなり、「我が弟子ながら尊敬に値する」って言葉を聞き、リックはブロストンの夢「対等な殴り合い」をしたいのかについての話を聞くことに。それはオリハルコン・フィストの創設にも関わる話
そして語られるブロストンの過去。彼は孤独であった
そんな彼が英雄ヤマトと共に戦ったパーティのメンバーと出会い、そして彼の言葉を聞き、冒険者となったブロストンは彼と2人でオリハルコン・フィストを創設した事。
その中でリックはブロストンの望むオークの家族間で行われるような殴り合いが出来る男が現れたこと。
それを聞いたリックは恐い、トラウマって感情はふっきれ、ブロストンに「クオーター・サムズアップ」をする！！
これはオークの防御と回避を捨てて殴り合いに徹する宣言であり、そして2人の殴り合いがはじまる！！
この殴り合いの中、やはりリックには分が悪く、ブロストンのこの大会で最強の一撃をうけ、会場外まで吹き飛ばされる。勝負あったかに思えたけど、リックはまだ対等と云うのはまだ足りないって思っていた。そしてリックはここで固有スキルを発動させる。このリックの固有スキルの発動条件は「自分を遥かに上回る強敵に限界を越えて挑む覚悟を決める事」であり、固有スキル
「蛮勇覚醒」が発動する！！
これにはブロストンも驚く（この固有スキルの件はブロストンにナイショでミゼット達が特訓してくれていた）
これに対してブロストンも数珠をぶん投げ、真の全力で殴り合う！！
この中でブロストンは孤独ではなかったことを知る
そんな2人の殴り合いの結末は・・・先にリックが倒れたのでブロストンの勝利。（ブロストンの中では自分の夢に付き合ってもらった上でこの結果だから、リックの勝利だと思っていた）
決勝戦から3日後に目覚めるリック。そこに皆が集まり、ブロストンは自分の夢のために時間を使ってくれた事に対してお礼を述べるのでした
その後のベルト授与式にて一位なのにすごくふて腐れた顔をしていたブロストンが印象的だったなぁ。
その後、当初の目的だった2つ目の六宝玉・王黄を手に入れる一行（そーいやこのためにトーナメントに参加してたんですよねぇ）
ちなみにこれを取ったら拳闘士登録を抹消してベルトを返上する2人であった。（ケルヴィンは目的を知っていたし、宝石が変わっていても黙ってくれていた）
で、一行はアンジェリカを連れて城へ行くことに。でも馬車には乗らずに走って帰る組にされ、ツッコミを入れる
ってかこの漫画、もうアンジェリカのツッコミがないとダメな感じになってしまっているので、この期も彼女は必要ですよねぇ。
で、2人がいなくなったことで変わりにベルトを預かることになったケルヴィンが帰り際に
やべぇ奴と遭遇する！！
次巻から新章が始まるようなので、キーキャラだったするのかな？
番外編 34.7話「
無差別級場外乱闘」では、アンジェリカ達が大浴場へ（そして乳首券が発行されてる！！）
そこに実況アナが入ってくるって展開であり、何でも実況シてしまう、そんな様子が描かれていました！！
そんな感じでこの巻にてついに「拳王トーナメント」編が終了。作中でメタい事描かれていましたけど、このトーナメント線だけで20ヶ月も続いていたみたいですね（あとがきより）。
でも決勝戦ではリックの固有スキルが見れたり、ブロストンが求めていたモノを決勝戦でリックが応えてくれたっと大変もりあがった巻になっていたと思います！！
話的にアンジェリカも付いて来るようですし、今後のが楽しみです（ってかアンジェリカのツッコミがなくなってしまうのは今ではもう考えられないわ！！）
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