空挺ドラゴンズ 3巻
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今巻ではタキタが小型龍を狩っている最中に上空から落ちてしまい、そして九死に一生を得たタキタが赤ちゃんの龍と出会い、子育てする(?)様子が描かれています。
龍の生態が分かったり、この出会いでタキタが龍狩りとして大きく成長する、そんな話が展開されていきますよ!!
それにしてもこの龍の赤ちゃん、反応が可愛いすぎだろ・・・
最初はタキタが絵を見つけ、それが誰が書いたのか(そもそもこの絵が絵なので・・・)で一騒動する話
結果が意外な人が絵が凄く上手だったこと、船での事を記録をしていること。直接見なくても描けることが判明してこの騒動は幕を閉じる
まあこの件でドタバタしてたタキタ含む主要メンバーには罰則があったけど
そしてこの巻でのメイン話へ
クィン・ザザ号の前に現れた小型龍の群れ
だけどナニか粘液の膜のようなものがこの群れ全体を覆っている
これはどうやら「渡り」と言うものらしい
まあとはいえ、この小型龍の群れは彼らにとってみれば願ったりな獲物なので狩りを始めるのだが・・・
タキタがこの小型龍と共に船から落ちてしまう!!
龍とくっついて落ちたこともあり、足に怪我をしたものの九死に一生を得たタキタ。
目の前に虫の息だった小型龍にトドメを指し、供養後、解体をしようとするのだが、
そんな彼女の前に龍の赤ちゃんが!!
更に猟師・アスケラも現れる
龍を解体している時、怪我から気を失ってしまうのが、どうやらこの赤ちゃんが目を覚ますまでタキタを守ってくれていた模様
その後、解体した小型龍。これはもしかするとこの赤ちゃんの母親かもしれなかった存在で、これを食べることになる・・・
最初こそ葛藤から食べるのを拒否したタキタだったが、空腹だったりアスケラが美味しそうに食べているのを見て・・・
口にいれると、あまりの美味しさに!!
そして泣きながら食すタキタにアスケラから
猟師としての心構え的な事を言われる。まあこれは龍を狩っているタキタにも当てはまることだよね
その後はアスケラの住む所で、処置を受けたタキタの様子と、龍の生態について描かれています。
まずは龍の食べ物についてアレコレ試してみたりする。最初こそ持っていた油を舐めていたけど
それが無くなるって困るタキタは赤ちゃんが食べてくれるものをアレコレ探す
そして結果的に食べてくれた時の本当に嬉しそうな表情と言ったら
しかしこの龍の赤ちゃん、指から食べ物を舐めとる様がまた可愛いよねぇ。
また龍は地上では生きられないという性質も持つことが判明し、
空に返すため、キン山を登る。どうやらこの山、「煙を吹いたら龍が通る」という言い伝えがある模様
完全にタキタに懐いており、山に行ってもなかなか彼女から離れようとしない
タキタも情が移っているから本来なら別れたくないってこともあるから、戻ってくる赤ちゃんに対しての表情がまた切ない・・・
その後、クィン・ザザ号に合流出来たタキタはアスケラと別れ、この山で龍の回廊なるなにかに引き寄せられるように龍の大群が渦をなす状態を目撃し、この群れの中に赤ちゃんを返そうとする
この時には既に覚悟完了って感じで、自分と次に出会うまで誰にも食べられるんじゃないぞと言いながら、膜の中に入り赤ちゃんを返す
最後の別れの時の赤ちゃんがタキタの指先に触れるシーンではちょっとウルッと来ちゃいましたねぇ。
ってな感じで、1巻以降は龍を捕まえて食べる「グルメ要素」より、龍捕りの宿命やそしてそれによる葛藤って方向の比重が高くなっている感じですね。
確かにただ食べるだけってより、龍の生態を知ることで命を奪って喰らうことへの感謝の気持ちが強くなるので、より物語に厚みが出てクルんじゃないかと思います。
新人であるタキタがこれを経験したことは非常デカかったと思うし、実際今回の話でタキタは龍狩りとして大きく成長したと思いますし!!
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