地獄楽 1巻
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忍びから足を洗おうとした画眉丸。だが、抜け忍を許さぬ里の掟によって囚えられる。彼は生に執着していないと口では言うものの処刑時には毎回生きて返ってくる。
そんな彼を打ち首執行人を務める山田浅ェ門 佐切は本心では生に執着していることを見抜き、無罪放免となる条件として謎の地で不老不死の仙薬を手に入れる事を命じられる事になる。
だが、その地に向かうのは彼だけでなく他の死罪人達もおり、彼らと戦いながら霊薬を見つ出す事が出来るのか?
かつて最強の忍と謳われた『がらんの画眉丸』
そんな彼は今、獄中。何度か処刑が行われるのだが、その度に何故か殺せずに生きている。そんな彼を調書する一人の女性がいた。
画眉丸は生に執着など無いとは口にしており、では何故里を抜けようとしたのかの話が彼女との間で行われる
里の長に認められ、その娘を嫁にもらった。だがその娘が愚純であり、このままでは腐ってしまうっと里を抜ける事にしたが嵌められてここに囚われている・・・っと
そして死のうとしてるのに何故か身体がそれを拒否し、今までそれぞれの処刑で生き残ってしまう。
だが、その日は違っていた!!彼を調書していた女性は実は打ち首執行人を務める山田浅ェ門 佐切であり、画眉丸を殺しに来るのだが何故か逃げまくる
そう、口では死を受け入れたと言っているけど、本当は受け入れていなかった。
そこで回想にて妻が彼を癒やしてくれる、そんな様子が描かれており、
そしてそんな彼女と里を抜けて誰も殺さず、普通に暮らしたい・・・っと願っていたのだがそんな事は叶わない!!
っと、ここで佐切がその願いが叶う方法を提示してくる
公儀御免状。いかなる罪も無罪放免にし、更に将軍のご加護が約束される書状。
これを渡す条件は極楽浄土と噂される謎の地で不老不死の仙薬を見つけること。
その地が見つかり何人か探しに向かうのだが、皆帰ってこなかった・・・
彼らだったモノを除いて・・・
なので、今度は死んでも構わない者を連れて探索に行くこととなり、その報酬はあの書状(ただし先着1名)
もちろん画眉丸以外の凶悪な死罪人達も一緒に行って無罪放免を奪い合うことになるのだが、それでも妻との生に執着はあるのか?っと佐切から確認される
その答えは・・・もちろん「探しに行く」!!
こうしてその島へ・・・っと思いきや、一度他の死罪人たち一同と謁見の場に出される。
今回はこの死罪人と執行人の2人で島に上陸する事になる。
そんな話の中、佐切は佐切で罪人を斬る事に迷いがあり、そもそも御様御用は向いていないとまで言われたりする
ただ画眉丸を見て彼女は自分に必要だったのが何であるのかを知ることになる
こうして不老不死の仙薬を見つけるために、秘湯の島へ出発する
島についた途端、早速行われる死罪人同士、または死罪人と執行人の殺し合い
そんな中で、画眉丸と佐切も戦うことになったりするのだが、この2人については命を奪うまでには発展はしなかった
そして、そんな殺し合いとは別にこの島の異様が彼らに襲いかかってくるのであった・・・
1巻は、主人公の画眉丸とヒロイン(で、よいのかな?)の佐切、それぞれの境遇について描かれているのがメインって感じだったと思います。
そしてそんな2人が上陸した島は完全に異界状態で、ここで迫りくる脅威と戦わなければいけないのに、さらに死罪人も自分を殺しに来るというバトルロイヤルが始まったわけで・・・次巻はこの島の異様周りがメインになっていくのかな?それとも他の生きている死罪人たちと戦う様子が描かれていくのか?個人的にはどちらかに絞った方が良いんじゃないか?って思ったりもしますが、次巻の展開に気になる所ではあります。
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