骨ドラゴンのマナ娘 1巻
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あらゆるものが捨てられる屑籠の森。そこへ棄てられた幼き少女・イブは、死期間近な老ドラゴン・ネムに拾われ育てられる事になる。
イヴは健やかに成長していくのだけど、ネムとの悲しき別れの時がやってくるのだけど、イヴは驚きの行動に出ることになる!!
そんな老ドラゴンと少女、種を超えた親子の成り上がり育成ファンタジー、開幕!!
話はある女の子が何でも棄てられている森「屑籠の森」に棄てられ、そこで一匹の老いた竜と出会ったところから始まる。
その竜は彼女に同情し、そして生きるのに必死な彼女を見て自身の血を飲ませる(竜の血は自己治癒力を高める)。
この哀れで小さな命へのただの気まぐれだと・・・
それにより一週間後には少女はたくましく生きていた!!
この竜を恐れる素振りはなくなり、そして竜に対しても遠慮なくなっていた(そして逞しかった)
彼女は言葉を話すことが出来き、名をイヴ(5歳)だと判明し、竜をネムと名付けて5年が過ぎた
もう森での生活には慣れたイヴ。(少々雑だけど)
同時にネムの生が終わりを迎えようとしていた。イヴを置いていくことに心残りがあったのだけど・・・
そして魂となったネムはイヴの声が聞こえてきて、最初こそは幻聴が聞こえて未練がましいなんて思っていたら、物理的にネムの手を引っ張る存在が!!次の瞬間
骨だけだけど現世に戻ってきた!!
どうやらイヴが森に棄てられた魔導書を元に魂の召喚を行い、ネムを再び現世に連れ戻した模様。(イヴには膨大な魔力を持ち合わせており、だからこそ棄てられたみたい)
それにしても半年でこんな魔法を成功させてしまうとか、ホント末恐ろしい娘さんだぜ!!
でもこの魂の召喚の代償に周りの被害が大変なことになっていた!!
この未熟な術なので持って数年。だけどその間は自分が守ってやらないとと思ったネムは森を出て人里に向かう決意をする。
そこでイヴに教えた必要なことは
人脈、金銭、健康(コネ、カネ、ホネ)の3つであった。
漢字で書かれるとわからなくもないけど、口にした言葉だとなんだかなぁって思ってしまうんだけど(笑
で、人里にやってきたイヴとネム。まずは金が必要なので、かつてのネムの身体であった竜の歯を売ることに。
それを見た店の親父はあからさま買い叩こうとしてきたけど、そこに現れた男・ユウルによって適正価格で買い取ってもらえることになる。
彼は宿の代理主人であり、彼の宿屋に泊まることになる。
なんかいわくつきのな宿屋のようだけど安かったので即決。ユウル自身も胡散臭いけど嘘臭くはないっという意見が一致したので、今後は彼とつるむ感じになる。
そのユウルはイヴが使えると思ったので、勝手にイヴを使った商売を始めることに
まあイヴ的にはコネとカネを手に入れられるし、宿のスペースを貸してもらえるし、飯も3食付きなので悪い提案ではなかった!!
こうして「魔女イヴ」として依頼をこなしていくことに
中にはちょっと胸くそ悪い依頼もあったけど、怒りに身を任せず理性で抑えたり出来るようになっており、成長を感じるネム
その後、知り合いの竜に出会い、ネムの仔が大変な事を聞かされる
でもそんな竜相手でもユウルは怖いものなしって感じで交渉していく
で、ネムの仔の一人を発見するもなにか様子がおかしかった
どうやら死んだ魔女さんに固執しており、それで暴走している感じであった
その後、この仔が正気に戻った際に理由を聞くことになるのだけど・・・
助けてもらった命の恩人である魔女が好きになったのは良いんだけど、好きを拗らせすぎている事を知ることに(狂愛者そのものな行動だった)
その後、何故かユウルが魔女の遺灰をもっており(ちなみに魔女さんは寿命でこの世を去った)
実際に彼女と話すことで別れをすることが出来た。その様子を見てかつてのネムとの別れを思い出してつられて泣くイヴ
ちなみにユウルが遺灰を持っていたのは依頼されたからであり、流石に相手が竜だとは思っていなかった模様。
その後、この竜に竜脈(コネ)になってもらうことになる。ユウル的には魔女の住んでいた家にせっせと運んでいた薬草がかなり金になるからっと採取をまかせることに。
カネになると言われればイヴも即OKするよねぇ。
ちなみにネムにはあと7つ仔がいる模様で、この末っ子の竜はイヴの兄的な感じになるのであった
そんな感じで森に棄てられたイヴと竜のネムが出会い、種を超えた親子のお話が展開されており、ネムとイヴとのやり取り、ユウルとのやり取りが大変面白くてよかったですなぁ。イヴやユウルがちょっと常識はずれな行動や大胆さを魅せるので、ネムが常に突っ込んでいる感じになってしますが、これがまた非常にいい感じになっていてすごく微笑ましかったです!!
次巻ではネムの仔の出会いとか、謎が多いユウル周りの話が描かれていく感じになるのかな?
なんにしろ、大変楽しみです!!
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