コミック版
偽・聖剣物語 幼なじみの聖女を売ったら道連れにされた 2巻
(AA) (Kindle版) (DMMブックス) (楽天) を買ってきました
同名小説の
コミカライズの第2巻。
今回も外面だけはいい聖剣使いのアリスターと聖女に選ばれたマガリの内と外の正反対な反応と、それに対する聖剣（すでに魔剣になっているけど）のツッコミが楽しめます。
とにかく互いをなんとか蹴落とするけど、結果的には一緒にで行動することが多くなってしまう二人。そんな二人は行く先々でなにかとトラブルに見舞われる事になってしまうのだけど、二人はそれぞれの目的を達成出来るのだろうか？
シルク周りの件で彼女を奴隷から解放する一幕がかかれており、プリーモが悪徳非道な行為を行っていたことが判明し、アリスターはそれはもうすごい表情＆セリフをはく
でも彼の後ろ盾に「アコンテラ」がいることを知った途端に弱気になるのであった（ほんと調子いいやつ）
その後、キレた魔剣（聖剣）がプリーモを叩く。これでシルクは自由になったのだけど、でも彼女は帰る家も身寄りも金も何もなく。どうやって生きていくのか？っとアリスターに問われて気づく。そしてその件でアリスターに「偽善」行為を咎められるのであった
一方、マガリ側は王子様と二人で劇場へ。そして彼から好かれている事が明らかになる。経済力のある男に規制したいとは常々思っている彼女だけど、流石に王子レベルは求めておらず、困惑してしまう。
王子が急用で席を外し、劇場ではテスト生が登壇するのだけど、それがシルク（ちなみにアリスターに見に来て欲しいっとチケットを渡すも姿はなかった）。そして彼女の相手役は・・・なんとあのアコンテラのギルドマスターだった！！
で、シルクはテストを受けながら彼の真意を聞き出していく。狙いはアリスターだった！！
そのアリスターはアコンテラの面々に囲まれていた。そこでシルクの事を心配しているのかと思いきや、自分に舐めた態度をとっているのが気に食わなかった（笑
その後、劇場で行われている二人のやり取りを見ながらマガリが色々と察する（同じ
クズなので臭いで判明した。）
で、そんな所にアリスターが現れたのでお互い顔をみて
同じことを考える。
その後、魔剣との会話をしているアリスターを見て何かを察したようだけど、その前にシルクの声でかき消される。アリスター自身はそのシルクのやり取りを聞かされてガチ泣き（アリスターが勝つっと無駄にハードルを上げられたので）
で、そんなアリスターをよそに、マガリはアリスターはここにいるっと伝えてしまう
どうやらアリスターを聖剣使いとして道連れにしようと企んでいる模様。
それにしてもこの表情。すごいゲス顔だなぁ。
なんだけど、アリスター側もこのままでは終わらず、マガリも道連れにするのであった！！（ホント、こいつら・・・）
で、舞台にあがるしかなくなったアリスターはギルドマスターに誘われるも、一瞬悩んだものの断る
この魔剣君のツッコミが的確すぎてねぇ（笑
ギルドマスターはメタル魔法で身体を鋼のように硬く重く変化させ、それにより大ピンチに陥る。ここで、マガリも魔剣の声が聞こえている事が判明。
そしてあのゴブリンを倒した時の力で一瞬で倒すことを提案してくる。そして傍から見ると応援しているような言葉を吐くマガリだけど
アリスターには心の声が透けて見えていた・・・。
とはいえ、確かにあの「聖なる斬撃」を使うしか無いのだけど、実際に使用すると
なんか禍々しい感じになり、技名も「邪悪なる斬撃」に変化していた！！
でも、これで倒すことに成功。
で、魔剣が考えていた方法では確かにアリスターの体力は持たなかったので、マガリってよくアリスターのこと見ているなぁっと言う。そしてホントはアリスターのこと大好きなんじゃない！？なんて口にするけど、その時の二人の反応
心底嫌って顔してるわ。
まあ色々あったけど、シルクのことは無事に助けることができたのでした！！
また先程の演技でシルクは王都演劇団からのスカウトがくることになり、ゲスい考えのアリスターはそれを後押しするのであった。
その後、アリスターは王様からの呼び出しを受け、そこで聖剣を任せるといわれていしまう
まあすでに魔剣に変わってしまっているので、アリスターと同じような人ではないと触れられない状態になってしまっているしな！！
そして道連れにしたいマガリの必死の訴え（ってかめちゃ嬉しそうに進言してんなぁ、コイツ）
こーして勇者にされてしまったアリスターは人魚の村に巡礼に向かうことになる。その道中で相変わらずな言い争い（笑
人魚の村に着くと人魚の歌には気をつけるように村長から言われるのだけど、その際の二人の反応が（笑
夜、魔剣が女の子が聞こえたといってそこへ向かうと人魚が！！
その後、その人魚・ノエルと友達になるのだけど（アリスター的にはイヤイヤだけど）、そこに至るまでのやり取りがまたねぇ（笑
翌朝人魚・パメラが人に姿になって村に現れ聖女様に挨拶へ。ここぞとばかりにアリスターはマガリを差し出すんだけど、パメラ的には勇者側にも興味があった模様。
ってかこの人魚、あの何でも欲しがっている人魚だよねぇ。
そんな感じで今回もアリスターとマガリ、それぞれ
クズぶりっが遺憾なく発揮されており、二人そろうとどちらかを蹴落とそうとする足の引っ張りあいが行われるも、結果的には二人がそれぞれトラブルに見舞われるって展開になっていました。
でも外面だけはいいので、結果的に良い方向（彼らからしたら最悪だろうけど）に転んでいくのがまた面白いですねぇ。
今回は外面のセリフと内面のセリフの違いと、それに対する聖剣（もはや魔剣だけど）のツッコミがテンポよく進んでいき、大変おもしろかったなぁ。
そしてアリスターとマガリが幼馴染かつ内面を知っているから、どちらも互いを把握しているのが面白いですねぇ。同族嫌悪な仲な二人ですが、確かに外面だけみるとお似合いにみえるからねぇ。さてこの人魚の村ではこれから一体どんなことになるのだろうか？
蟹蜜七吉,溝上 良,MACCO 徳間書店 2021-09-13
蟹蜜七吉,溝上 良,MACCO 徳間書店 2020-10-13
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