魔女と騎士は生きのこる 1巻
(AA) (Kindle版) (DMMブックス) (楽天) を買ってきました
領主の息子・アグレディオスが長い調査から村に帰ってくると、村はにはつての喧騒が、笑い声が、消えていた・・・。
そしてこれは「禁忌の森」に住む「魔女」のせいだと考えた彼は、絶望を怒りで塗りつぶし復讐のため森へと分け入り、そしてそこで出会った魔女を殺そうとする。だけどその魔女は今回の呪いと関係なかった!?
そんな、生存戦略&領土再興ファンタジー、開幕!!
禁忌の森の調査が長引き、アグレディオスが村に戻ると父と母が死んでいた。父が手にしていた手紙を読むと魔女が移動しているという話から重々しい風が吹いた事が書かれていた。
そして村の人々は死に絶えており、これが魔女のせいだと考えたアグレディオスはその魔女を殺すため禁忌の森へ向かう。
そして魔女を見つけると、背負っていた荷物を下ろし、その中に入っていた武具を装備。そして魔女の心臓を貫こうと攻撃をしかける!!
魔女は不死身のようにみえるが、むしろ好都合とばかりに魔女が殺した522人と同じだけ殺す宣言をする!!
そして魔女との殺し合いがはじまる・・・かに思えたけど
涙目&鼻水を垂らしながら人語で「なんだんだよおまえ」っと話してきた。
アグレディオスは魔女に何故殺したのかを問う。すると「風が吹いたから」っと魔女は答えた。そして魔女を背負いながら村へ連れていき、惨状を見せ、この惨劇がお前の仕業でないと言うのなら誰がやったのかを問う。すると
「森が呪った」っという。意味が分からないアグレディオス。でも魔女の言葉は続きこれは始まりであることを告げる。
その後、彼女は正しき死を迎えられていないっと死を正しく巡らせてくれる。アグレディオスは村人を集める。そして最後に両親も送ってもらうのであった
全員かと聞かれたアグレディオスはいないかった村人を探しに行く。するとまだ息がある双子が見つかり、双子は助かる。
アグレディオスは彼女に行った蛮行を侘び、そして二人の命を救ってくれたことに感謝する。
その後、アグレディオスは領土の再建を遺言として父から申し付けられており、魔の女の知恵と力を貸してもらえないかと尋ねると
涙と鼻水を垂らしながら断ったらまた酷いことされるっと大声で泣き出すのであった。
その後、誤解は解け、さらに子供は好きなようで双子に引っ張られる感じで彼女はこの双子と一緒に寝ることに。
この際に彼女の名はガナンセティアであることが判明する
ガナンセティアは翌朝早くから双子と共に海で干潮を利用しての漁をすることになるんだけど、彼女は海は初めてなようで、打ち寄せる波で大変な事に!!
その後、獲った魚とキジを料理して食べることに。その際にガナンセティアにも召し上がるように伝えると
どうやら彼女は食事をしたことがない事が判明。でも多量のヨダレを出していることからお腹は空いていることは明白なので、キジの肉を皿に置くと、それはもう美味しそうに食べ始めたのであった。
そんな時、助けを求める声が聞こえ、向かうと城砦蜂がこちらに向かってきている事を知らされる。本来であれば団総出で相手するような化け物だけど、自分とガナンセティアさんなら勝機はあるっと、意味が分かってない彼女を抱きかかえて現場へ。そして彼女に城砦蜂の腹を根でつきあげてもらおうとしたけど、一帯には根っこがなかった!!
なので、ガナンセティアは荷馬車に乗せせもらい、アグレディオス一人で対峙する。そこへ現れた兵士が城砦蜂の首を落とすことに成功するも、まだ蜂が残っていた
その現れた人にお願いをしてアグレディオスは蜂を相手にする。で、その人は妹のグリエメルダであり、蜂たちは用意した蜂とガナンセティアが絡みつく魔法をかけ、その網で蜂を倒すことに成功する。
その後、健闘をたたえあうのだけど、次の一言はパンの焼き方分かる!?ってあった
でも彼女はそれが最優先事項であることを理解してくれた。
その後、全員とても臭いことになっていたので、サウナに入るのだけど、ガナンセティアの服だと思われていたものが剥がれていった。
しかもその後に服が生えてくるといった謎多き魔女であった。
また食事の際に彼女は何かを施し、それをアグレディオスに喰わせようとする
その身に力ある呪いを宿せってことらしい。でもよく見ると震えながら勇気を振り絞って喰うように言ってきているので、これは食べるしかないっとパクつく!!
口の中に入れるとそれはもうヤバい感じがする感じであったけど、なんかアグレディオスの感想聞く限りだと、これ納豆では?
実際双子はそれをくさいけど美味いっとペルシは気に入った模様。
ちなみにガナンセティアは自身でもそれを喰うことはできなかった(オイ!!)
その後、ようやく事態について語りだすアグレディオス。そしてそれぞれの自己紹介が
ご飯が豆しかないので城砦蜂取りに行かないかっと言われ、翌日取りに行くことに。夜、ペルラとペルシがおねしょしてしまい、その時に父と母もう会えない事を気づいてしまい、泣き出したのをグリエメルダが泣き止ます。その際に、ガナンセティアが凄い表情で現れるけど、もう警戒しなくなっていた
その後、グリエメルダの部屋で二人は寝るのだけど、そこにガナンセティアも一緒に寝るのでした。
で、城砦蜂の解体を始めていくと、ウーラの顔が!!
でもこれは趣味らしいことが判明。
その後、いろいろ取って帰宅。そこでガナンセティアはグリエメルダにありがとうの意味を尋ねられ、その意味を伝え、グリエメルダ自身も父、母、村の人たちを救ってくれた事にお礼をいうのであった
で、夕飯は蜂づくし。
でも思ったより美味しく食べることができたのでした。翌日も再度蜂を取りに行くのだけど、ウーラたちの故郷・アキネスがある場所から煙があがっていた。(でも人気はなかったようで、その点だけが不幸中の幸いだった)
でもアキネスを焼いたのは教会の者だった模様。
その後、グリエメルダが焼いたパンを持ってガナンセティアと話に行くアグレディオス。その際に禁忌の森の呪いがなぜ開拓団を滅ぼしたのかを尋ねると
抽象的でわからなかったけど、会話そのものに慣れようと心がける。そして彼女に改めて自分たちと共に歩んでくだいっとお願いする。ちなみにガナンセティアって名前はどうやらアグレディオスが名付けたらしい。そう、それは「あがなわせてやる」って言葉をそう捉えた模様。それは名前ではないことを伝えると、半分返すっという
そして彼女は人の声が自分を「セティア」にしてくれたので、セティアでいたいからみんなといる事にするっとセティアを迎い入れるのでした
でもアグレディオスはキライな模様(まああの森で行った事を考えれば当然だよねぇ。)
それとは別に教会の者達はアキネスの難民を焼き払おうとしていた・・・。
そんな感じで禁忌の森の呪いで村の人たちが死亡。その原因は魔女の呪いだと思い込んだ、アグレディオスは魔女を殺しに行くも、どうやら彼女が原因ではなかった模様。その後、色々あったので結果的に彼女を拉致したままの状態になっていたけど、彼女との会話にて自らの意思でここにいるって事になったのでした。そのアグレディオスこと、セティアさんですが、彼女は色々と不思議な所がありますし、何よりコロコロと変わる表情と態度が凄くイイ。この物語事態、かなり重いものがあるのだけど、彼女がそれを和らげてくれる感じになっているので、そこがイイですなぁ。
近本 大,新川 権兵衛 KADOKAWA 2022-02-04
- 関連記事
-